前日のトラブルを対策し日曜のレース2に挑む
前日のリタイア後にチームスタッフによる本格的な原因追及と適切な処置により、日曜日に開催のレース2に備えてきた。この日のスタートドライバーは青木選手となる。
第2レースは24日(日)午後12時40分からスタート進行が始まり、フォーメーションラップののちにローリングスタート。スタート直後の1コーナーで前を行くマシンを1台パスし、さらに前を行くマシンを捉えかけ、プッシュ。しかし、1周目の最終コーナーでインタークーラーに問題が出てしまい、エンジンがセーブモードに入ってしまう。
第1レースでのリタイアを経て、何とか完走をという青木拓磨の思いもあり、まったく吹けなくなってからも、ピットウインドウが開くタイミングまで粘って粘って走り切り、ドライバー交替まで持ち込む。ピットではチームスタッフが懸命の処置を施し、無事に高橋選手へバトンをつなぐことに成功した。
応急措置を施しピットアウトした101号車はそれまでの、ストレートでは180km/hしか出ないセーフモードから一転。トラブル以前と同じく快調に走行ができる状態に。ただ、前半スティントで、後続車へ道を譲るためにラインを外して走行していたことで、タイヤに他車のタイヤカスがくっついてしまうピックアップの症状がひどく、淡々と走行を続けてレースは終了した。
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とりあえず、今回はスポット参戦のみということで、現状ではこれ以後のGTアジアへの参戦はない。次に青木拓磨が目指すのは2022年11月に開催延期となっている「アジアクロスカントリーラリー(11月21−26日開催予定)」への挑戦だ。