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キャンピングカーを「災害時の一時避難場所」として購入する人が増加中! アウトドアだけでない防災に役立つ装備とは

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

コロナ禍で見直されたキャンピングカーの活用法

 実際に購入希望でショップを訪れた人に話を聞いてみた。

「子供と一緒にアウトドアに遊びに行くために、キャンピングカーを購入しようと思いました。加えて、非常用としても使えることがキャンピングカー購入の理由にもなってます。ただ、非常用として重視するのではなく、あくまでも自分の趣味とリンクしたモデルを選ぼうと思ってます」

 キャンピングカーに限らず、アウトドア装備の一部をそのままクルマに積んでおけば、いざという災害時に役立つことがある。医療用エマージェンシーキットも車載しておけばさらに安心。普段は使わなくても、こうした物がキャンピングカーに積まれているだけでも精神的な安心感が生まれるというものだ。

 各ビルダーが作るキャンピンクカーについては、災害に特化したモデルは存在していない。しかし、逆を言えば、野外遊びや旅先での宿として作られたキャンピングカーの装備は、いざという時に柔軟に対応できるものでもあるのだ。最近では、断熱にも力を入れているケースがほとんどで、ヒーターと組み合わせれば冬場の寒さもしのぎやすく、季節を問わずに活躍してくれる。つまり、家族を守るシェルターとして活躍してくれるわけだ。

* * *

 現在も続くコロナ渦にあって、家族だけが過ごせる空間が作れることで、キャンピングカーの注目度はますます高まっている。旅行に対する自粛ムードが高まる中、じつはキャンピングカーだけは例外。こういう時代だからこそ、その活用方法の広がりが見直され、話題になっているわけだ。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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