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トヨタ新型「ノア」がキャンピングカーになった! 後席使えて普段遣いできる秘密とは

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

セカンドシートがしっかり使える新型「ノア」ベースのキャンピングカー

 キャンピングカーの魅力は、何といってもその「自由さ」にある。その気になれば日本中どこにでも走っていけるし、天候、時間、季節も関係なく、思い立った時がクルマ旅の出発の日だ。そして、気に入った場所があったら、そこに滞在することも可能。もちろん、どこに停めても良いわけではないので、マナーを守りながらの宿泊となるが、それでも、ホテルや旅館とは違った楽しみがある。自然を感じ、旬の特産物を味わいながら思いつくままに旅をする。こういうことはキャンピングカーだからこその醍醐味といえるだろう。

ファーストカーとしてのキャンピングカー

 しかし、キャンピングカーは維持費もかかるし、駐車スペースの問題も付きまとう。大半のオーナーにとっては、ファーストカーではなくセカンドカーとして所有していることがほとんどだろうから、ある意味、贅沢といえば贅沢な乗り物でもある。そこで、軽自動車やワンボックスをキャンピングカー仕様とするのが昨今の流行りだ。

 こうした人気のキャンピングカーのベース車両には、トヨタ「ハイエース」や日産「NV350キャラバン」などの商用車が用いられることが多い。しかし、これらをファーストカーとして使うには大柄だしハードルが高いという人も多いだろう(特に女性)。

 この手のクルマで気軽にお買い物に、というわけにはいかない。広くて快適なぶん、やはり取り回しの悪さから、普通車のような使い方は難しい。そして、それが運転に不慣れな女性であればなおさらだ。

 そこでいま注目が集まっているのが、「バンテック新潟」が提案する新型「ノア」をベースにした本格キャンパー「バンレボMR」だ。2022年1月に登場したばかりの新型ノアをベースに、気軽にアウドアを楽しめるように装備を工夫した1台は、いわゆる車中泊仕様とはまったく違う快適ミニバンキャンパーとして作り込まれている。

 じつはバンテック新潟は先代モデルの時代から「ノア/ボクシィ」をベースにキャンパーモデルを製作している実績がある。そのため、すでにミニバンキャンパーとしては熟成の域に達しているため、装備については実際に使う側の目線で考え尽くされているのが特徴だ。

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