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トヨタ新型「ノア」がキャンピングカーになった! 後席使えて普段遣いできる秘密とは

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

フルフラット・ベッドマットで大人2人が就寝可能

 この新型ノアベースのキャンパー「バンレボMR」最大の特徴は、純正の使い勝手の良いシートはそのままに、コンパクトなボディながら、室内は大人2人がゆったりと就寝できるフルフラット・ベッドマットを設定したことにある。このベッドマットは、ダイニングモードへのアレンジが可能で、対面式のレイアウトが作れることで、家族4人で食事を楽しむことができる。

 普段使いでは、セカンドシートを起こして通常のミニバンと同じように使える設計となっているのも嬉しい。キャンピングカーとして必要な装備は、すべてラゲッジスペースを利用し、ベッドマットもそこに収めることができる。

 また、このラゲッジスペースには専用キャビネットが設置され、シャワー付きのシンクや電子レンジがビルトインされている。扉付きの収納庫を兼ねたキャビネットなので、アウトドアやキャンプに必要な道具を収められるのもうれしい。

 電装設備は床下にあり、家電が利用できる105Ahのサブバッテリー×2000Wのインバーター、AC100Vコンセントも標準装備しているので、エンジンを停めた状態でも余裕をもって家電を使うことができる。また、冬場の車中泊には欠かせないFFヒーターといった本格的なキャンピングカー同様の電装設備も付いているのも見逃せないポイントだ。

 トヨタが誇るセーフティセンスといった最先端の安全技術も標準装備し、普段は快適で燃費性能にも優れた5人乗りのミニバンとして使用。そしてアウトドアシーンでは、本格キャンピングカーに負けない充実した装備によって、快適なオートキャンプを満喫する。

* * *

 ファーストカーでアレもコレも楽しみたいというアクティブな外アソビ派にとっては、この「バンレボMR」は、とても魅力的なモデルといえるだろう。ちなみに、現在、この新型ノアベースのバンレボMRは就寝人数を増やせるポップアップルーフ仕様も制作中とのことであった。仕上がりが非常に楽しみな1台である。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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