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なぜHKSがゴルフシャフトメーカーとコラボ!? 「しなり」が走りに効く「GRスープラ」用「カーボンブレース」完成!

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: HKS

カーボンが持つしなりにより乗り心地も両立

 自動車チューニングパーツメーカーのHKSは、ゴルフシャフトを手掛けるグラファイトデザイン社と共同開発したGRスープラ用のボディ剛性パーツ「カーボンブレース」を発売した。

 ボディ剛性を高めるための「ブレース」といえば、一般的にアルミなど金属製の材質が使用されている。実際に、A91型GRスープラ(3リッター:DB02)には、アルミ製ブレースをエンジンルーム内に装着。純正品はアルミパイプの両端を潰したもので、エンジンルーム内のスポーティな雰囲気が失われていたのも事実。また、2Lエンジン搭載車には同箇所にブレースがなく、取り付け用の穴が空いているのみとなっていた。

 リヤ用は純正補強パーツとしてアルミ角形状パイプが全グレードに装着されているが、取付部の強度が低い場合、キシミ音が発生するという。また、ブレースは装着することで剛性は上がる一方で、乗り心地の悪化につながってしまうというデメリットも発生する。

 そこでHKSでは、ゴルフカーボンシャフトを手掛けるグラファイトデザインとの共同開発により、日本製のカーボン素材を採用し、カーボンブレースを製品化。独自の「しなり」を実現し、走行性能と乗り心地を両立させることに成功した。

 これにより純正ブレースバーに対して、よじれ強度を150%以上とすることで、ボディのよじれを抑え、サスペンションを正確に動かすことで、正確なハンドリングを実現するという。

 曲げ方向の特性に関しては、カーボン特融のしなりを利用することで、純正ブレースバーに比べ、曲げに対する荷重を70%以下に抑えた。それにより、不快な振動や突発的な入力をいなし、質感が向上。しなりによる効果は質感の向上のみならず、サーキット走行においても挙動の安定に貢献する。ドライビングの楽しさをより一層向上させている。

 装着に関しては、後付感のない純正品と同じ取り付け位置が採用されている。また装着後、目視できる箇所については、アルミ切削品を使用し、剛性を出しつつもカーボンシャフトに負けない上質な質感も演出している。

 この「カーボンブレース」の開発には、レーシングドライバーの織戸 学選手が関わっている。装着の比較テストを行った印象については、「今回のカーボンブレースをいろいろなパターンでテストしたが、びっくりするくらいフィーリングの差が出た。実際にハンドリングやトラクション性能、ABSの入り方も変わる。やみくもに固める方向ではなく、適度にしならせながらボディとタイヤのコンタクトを取ったほうがいい方向になる。乗っていて体感がしっかりできる。効果は抜群」とコメント。

 剛性はもちろん、エンジンルームの見栄えも良くなる「カーボンブレース」は、フロントカーボンブレース2本とリヤカーボンブレース1本、取り付け用ブラケットなどがセットになり、23万1000円(税込み)となる。

【製品情報】

商品名:カーボンブレース

設定車種:GRスープラ(DB02/DB42/DB22/DB82)

価格:23万1000円(税込み)

https://www.hks-power.co.jp/pickup-car/gr_supra/index.html

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