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ランボルギーニ新型「ウルス」出た! パイクスピークで「ベンテイガ」を破ってSUV最速へ! 記録は「10分32秒064」

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: Automobili Lamborghini S.p.A.

新型「ウルス」がパイクスピークをアタック!

 マイナーチェンジを受け、2022年の「ザ・クエイル・ア・モータースポーツ・ギャザリング」、そして「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」などのイベントでワールドプレミアされる予定となっているランボルギーニ新型「ウルス」。ランボルギーニ自身、SSUV(スーパー・スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル)と呼ぶことからも明らかなように、その運動性能はデビュー当時から高く評価され、先日発表されたところでは、これまでのわずか4年間の生産期間に2万台のウルスがサンタアガタ・ボロネーゼの本社工場から世界に送り出されている。

マイナーチェンジ「ウルス」は「ペルフォルマンテ」?

 ランボルギーニが今回のマイナーチェンジで、どのようなパフォーマンス・アップをウルスに施してくるのかは、あと1週間ほどを待たなければならないが、噂では「ペルフォルマンテ」の名が与えられるとも言われる新型ウルスは、さらに高性能で魅力的なモデルへと進化しているのは間違いない。

 さて、「予想外を予想せよ」を社是のひとつとするランボルギーニは今回、そのパフォーマンスを図り知るために、国際的なヒルクライム・レースとしてお馴染みの「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」のトラックに新型ウルスを持ち込み、ここでオフィシャルタイム・キーパーによるタイム計測を行うことを決断した。

 そのハンドルを託されたのは、過去には2018年のRWD部門でこの過酷なヒルクライム・レースを制したこともある、ピレリのテストドライバー、シモーネ・ファッジョーリ。

 今回のタイムアタックは、もちろん本番のパイクスピーク・ヒルクライムと同じコースで、スタート地点の標高2862mからフィニッシュラインの標高4302mまでの約20kmの区間には、156のカーブがあり、平均勾配は約7%もある。新型ウルスの性能をフルに発揮させるには、これ以上の舞台は存在しないだろう。

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