最速「ベンテイガ」より17秒以上タイムを短縮
搭載される4LのV型8気筒ツインターボエンジンを始め、基本的に生産型と同様のスペックを持つヒルクライム用の新型ウルスだが、タイヤはピレリ製のPゼロ・トロフェオRからの進化型とされるセミスリックに変更。サイズはフロントが285/40R22、リアが325/35R22とされた。
またパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの安全基準に準拠するため、キャビンにはロールケージを装備し、バケットタイプのシートや6点式シートベルト、さらに消火器などを備えたことなどがわずかに違う。
実際に新型ウルスが4302mのフィニッシュラインを通過したタイムは、10分32秒064。これまでのSUV部門の記録はベントレー「ベンテイガ」の10分49秒902であるから、17秒以上もタイムを縮めたことになる。
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果たしてその速さの秘密はどこにあるのだろうか。続報は8月中旬からカリフォルニア州モントレーを中心にて開催される、モントレー・カーウィークから報告する予定だ。