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MT派も「オートマ」を楽しめる時代到来! 今どきスポーツカーに乗るなら「2ペダル」がおすすめです

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

AT車でも楽しいモデルは多い

 オートマ車で走りを楽しむならまずは86/BRZ。この6速ATはIS F系のものと言われていてかなりの許容馬力がある。レスポンスもよく、350psくらいまでは余裕で耐えてしまうので、過給器を取り付けても先にエンジンの限界が来るほどだ。

トヨタ86

 とくにトルクがドカンと出ないスーパーチャージャーとは相性がよく、排気量アップしたスポーツカーのように走れる。

 コンパクト系だとスイフトスポーツのATもなかなか優秀だ。レスポンスも良く、ブーストアップやタービン交換でも問題なし。唯一の問題は、FF車のATの悩みどころでLSDが装着できないこと。オートマチックトランスミッションの中にLSDを組み込まねばならず、また、LSDから鉄粉が発生したときにオートマが壊れる可能性があり、現在のところLSDが登場していないのである。かつては密閉式のLSDが開発中というウワサもあったが……。

* * *

 オートマもどんどんダイレクトな伝達性能になり、シフトレスポンスも向上してきた。レーシングカーのようにパドルシフトの操作だけでワインディングやサーキットまで楽しめる車種が増えている。一方のマニュアル車は減っているが、オートマ車を食わず嫌いしなければ、走れる車種は決して少なくないのだ。

12
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  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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