開閉機構を持ち合わせているため細部まで確認ができる!
ラジコンやミニカーで、幅広い車種をモデル化しているホビーメーカーの京商。同社から「1/12スケール ランボルギーニ カウンタック ウォルター ウルフ」が2022年7月29日に発売された。
第一次スーパーカーブームを経験した世代にとっては懐かしい「ランボルギーニ カウンタック LP500S ウルフ・スペシャル(以下:ウルフ・カウンタック)」。真っ赤なボディに、扁平ワイドタイヤ、前後にオーバーフェンダー、そして大きなリヤウイングを装着したスタイルに当時の子どもたちは胸を躍らせた。かつて松田優作さんが出演した1979年公開のハードボイルド映画『蘇える金狼』に登場したことでも有名になった。
そもそもウルフ・カウンタックとは
ウルフカウンタックは、カナダの石油王であり、F1チームのオーナーだったウォルター・ウルフ氏のスペシャルモデルで、5台ほど存在すると言われている。そのうちの1台が1976年ごろに日本のオートロマン(スーパーカーショップ)によって輸入され、今でも日本に存在する。
8年ぶりにディテールアップ
今回、京商から発売された1/12スケールでは、2014年に販売されてから8年ぶりにディテールアップがなされ、現在の姿を再現したバージョンとなっている(開閉機構あり)。
おもな変更点を上げていくと、フロントスポイラー、オーバーフェンダーの色を、艶を抑えた黒にすることでより実車のような仕上がりとなった。前回のモデルではイタリアもしくは日本のライセンスプレートを選んで貼る仕様となっていたが、今回は現在の仕様と同じ日本のナンバープレートを装着している。『蘇える金狼』登場時と同じナンバープレートが今も装着されているところにも注目をしたい。
さらにフロントウインドウの助手席側には、新車当時に貼られるステッカーが貼られている。例えば、助手席側の三角窓には「排出ガス対策済み」ステッカー、クォーターウインドウには、日本の「有鉛ガソリン指定」のステッカーを再現している。
運転席側のBピラーには、エンジンフードとトランクのオープナーを備えるほか、左右のドアロックパーツをクロームメッキから、シルバー塗装に変更されている。エンジンフードを持ち上げると、ランボルギーニV12エンジンが現れ、シリンダーヘッドの色がシルバーから艶消しブラックになっている。さらに、キャブレターのスロットルリンケージの色をゴールドからシルバーに変更し、リヤウイングの下側中央に、現在のオーナーが代表を務めている「アウトモビリベローチェ」のステッカーまで再現されている。
インテリアも同様に改良が施されている。ダッシュボード、フロアカーペット、シート、ドア内張りの色を、より実車に近く調整している。シートベルトのショルダーベルトのアンカーの色をクロームメッキから、つや消しのシャンパンゴールドに変更しているのが今回の改良点だ。
ここ数年で多くのイベント会場でも見られるようになったウルフ・カウンタックだが、当時は柵の外からしか見られなかったこともあり、今でも憧れを抱いている方は多いことだろう。ミニカーには開閉機構を持ち合わせているため、「ライト開けてくださ〜い」と言わなくても自らの手で懐かしのリトラクタブルヘッドライトを開閉させ写真を撮ることができる。スーパーカー世代なら咽び泣くこと必至のギミックがぎっしり詰まっている。
価格は7万5900円(税込)。全国の模型店、インターネットで購入することが可能だ。スーパーカーやカウンタックが好きなら必携のアイテムなのは間違いなしだ。
商品名:1/12スケール ランボルギーニ カウンタック ウォルター ウルフ
https://dc.kyosho.com/ja/ks08617r.html
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