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いま「アヴェンタドール」に再注目! 最初期でも4000万円は最後の自然吸気V12モデルだから?【真夜中のブローカー】

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TEXT: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  PHOTO: 神村 聖/西山嘉彦

ランボルギーニは最初期モデルがもっとも美しい

 伝説のブローカーと美女のセールスレディが、毎回注目の中古車をピックアップ。ふたりのトークを読めば、現在の中古車相場や購入ポイント、クルマの来歴までわかります。第1回目は、そろそろフルモデルチェンジするランボルギーニのフラッグシップ「アヴェンタドール」、それも最初期モデルです。

今宵の入庫は、ランボルギーニ「アヴェンタドールLP700-4」

 ここは東京ベイエリア。工場や倉庫が立ち並ぶエリアに、一軒のガレージがひっそりと建っている。一見したところでは小さな倉庫にしか映らないガレージなのだが、扉を開ければ、その内部は桃源郷のごとく、素晴らしいスーパーカーやプレミアムカーの数々が次なる顧客を待ちながら潜んでいる。

 このガレージの主は、かつて伝説のスーパーカーディーラーと呼ばれたブローカー。若き日には首都高アタックやゼロヨンで鳴らした猛者だったという噂もあるようだ

 あるときそんな彼のもとに、うら若きナゾの美女が「押しかけセールスレディ」として居座ってしまった。彼女はクルマについてはまったくの素人ながら、ウンチクを垂れるばかりで、売る気があるのかないのかも判らない社長の代わりに、天才的な営業センスで次々と入庫するクルマを売りさばいていく。

 さて今夜はどんなスーパーカー、あるいはプレミアムカーが入庫したのだろうか。

致命的故障の少ないアヴェンタドール

社長「おいおい、売り物のクルマ勝手に乗るなって、あれほど言ったのに。走行距離、伸びちゃうでしょ……」

美女「社長って、意外と小さいんですね。目の前にこんな超絶カッコいいクルマがあったら、とりあえず乗っとかないとって思うじゃないですか~。どうせ売るのは社長じゃなくてアタシなんだから」

社長「まあ、アヴェンタドールは2万km超えたくらいじゃシーケンシャルMTのクラッチも交換周期にはならないし、相場価格もうなぎ上りだから、ちょっとくらい距離が出ちゃっても、まあ売値には大きな影響はないんだけどな」

美女「それにしても、とくに最近アヴェンタドールってメッチャ高くなってるけど、スーパーカー好きの方からの人気は、以前にもまして凄いですよね~」

社長「そもそもこのクルマ、内容が凄いんだよ」

美女「あ、長くなりそう……(苦笑)」

社長「まあまあ、とりあえず聞きなさい」

美女「ハイハイ(笑)」

社長「アヴェンタドールLP700-4は、2011年のジュネーヴ・ショーにて衝撃のデビューを果たした、現時点における最新のV12ランボルギーニ。エンジンは約半世紀ぶりに完全新設計されたもので、6498ccから700psをマークしたんだ」

美女「車名の700は、そこからついたんですね」

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