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「N-VAN」「アトレー」もアウトドアカーとして合格! 軽商用車でも十分に使える理由とは?

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web

  • 森の中を走るアトレー

  • N-VANのシートアレンジ
  • N-VANのリヤシート
  • N-VANの走り
  • N-BOX
  • N-BOXの後席
  • 森の中を走るアトレー

お金が必要な今こそ軽自動車を選ぶのもアリ

 現代人は様々なところでお金がかかる。衣・食・住はもちろん、毎月のスマホ代、ネット接続代など、数えればキリがない。そこで、毎日の足、行楽、ドライブ、アウトドアで活躍してくれるクルマも、いっそ、ダウンサイジングで軽自動車でもいいのでは、と考える人も少なくないはずだ。軽自動車なら新車でも100万円台で収めることが可能であり、維持費も安い。気軽にスイスイ運転できるサイズも見逃せないポイントだ。

ミニバン的に使えるスーパーハイト軽が人気

 そんな軽自動車の中では、一家に一台のファーストカーになりうる、ミニミニバンと呼べそうなスーパーハイト系軽が圧倒人気を誇っていて、軽自動車の販売台数のベスト3を独占することだってあるほどだ。両側スライドドアからの乗降性の良さ、広大な後席居住空間、シートアレンジによる自在な使い勝手、リヤサーキュレーターまである装備の充実度など、なるほど、大人気なのもうなずける。

N-BOX

 一方、商用車として企画され、大きな荷物の積載からアウトドア、車中泊にも打ってつけなホンダ「N-VAN」やダイハツ最新の「アトレー」といった軽商用車もラインアップされている。自家用車に軽自動車でいろいろ大丈夫だろうかと感じる人がいるのも無理はないが、じつは最新の軽商用車は、一般ユーザーの使い勝手にもこだわった仕様もあり、また、軽キャンパーのベース車としても重宝される隠れ人気車種となっていたりするのだ。

 ここでは、乗用車としてのスーパーハイト系軽自動車と、商用軽のそれぞれのメリット、デメリットを、あくまで一般ユーザー視点で紹介したい。

乗用タイプはシートの座り心地など快適性は抜群にいい

 まず、ホンダ「N-BOX」に代表されるスーパーハイト系軽自動車は、今では広大な室内空間、乗り降りのしやすさ、シートアレンジによる荷物の積載性、先進運転支援機能から乗り心地、操縦安定性に至るまで、驚くべきレベルアップを果たしている。日産「ルークス」にもなると、SOSコールまで用意されているほどだ。

 最大のメリットとしては、ターボ車を選べば不満なく一家に一台のクルマとして使え、最大4人乗車ではあるものの、家族や仲間とのドライブ、高速走行、山道走行を大きな不満なくこなしてくれる実力があることだ。とくに後席の居住性、シートのかけ心地では、あくまで1名もしくは2名乗車を想定した軽商用車とは別格と言っていい。さらにロングドライブでも前後席のシートのかけ心地や乗り心地、静粛性などによる乗員の疲れにくさでも、軽商用車をリードするのだ。

N-BOXの後席

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