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オフロード系キャンピングカー登場! あえてシャシーとシェルを一体化しない理由とは

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

災害救助支援カーとしてのトラックキャンパー

 普通のキャンピングカーとは違うワイルドな特装車の名は「エクスペディション・イーグル」。新たな時代を築くCCVトラックキャンパーとして製作された1台だ。スーパー戦隊シリーズ系で育った世代にとって、思わず目にとまるこの姿、一体どのような内部になっているのか大変気になるところだ。

キャンピングカー専用設計のシャシー

 久しぶりに聞く「CCV」という三文字。簡単に言ってしまえばクロスカントリービークルの略で、CCVという言葉よりもむしろクロカンという呼び名の方が馴染み深く、ピンとくる方も多いことだろう。

 現在、かつて流行ったCCVことクロカンブームの再来とばかりに、オフロード走行を意識したビークルスタイルに惹かれるオーナーが急増中だ。悪路をモノともしない走破性を獲得したクルマは、アクティブな遊びを好むオーナー達に突き刺さる。今、一番ホットなスタイルとして注目を集めている。

 そんな中、悪路における走破性とキャンピングカーの持つ居住性・快適性をバランスさせた「エクスペディション・イーグル」という4WDトラックベースのキャンピングカーが登場した。

 目指したのはオフロード系キャンピングカーの先駆けだ。EXPEDITION(エクスペディション)という名は「冒険者・探検者」を意味する。今までの概念を打ち破り「踏み込めずにいた、新たな領域」に達したキャンピングカーとしての意味をこのクルマに与えたというわけだ。

 ベースとなるシャシーはいすゞ「新Be-cam」と名付けられたキャンピングカー専用設計のシャシーで、国内でこのシャシー供給は、いまのところ日本特種ボディー社の1社のみとのこと。

 開発の背景にあったのは、ここ数年、急増している自然災害の発生率の多さにあるという。日本は国土の4分の3が森林であり、自然災害が起こるたびに孤立集落の問題が付きまとう。こうした問題に対して、柔軟に対応できる乗り物が求められており、必要な装備を与えて完成させたのがクロカンキャパートラックことエクスペディション・イーグルだったというわけだ。

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