内装にウッドを多用した旧車レストアの新スタイル
スバル360といえば「サブロク軽」の代表格とも言える車両。丸みを帯びたボディとシンプルな構造で、今もファンが多い車両だ。ボディを極力軽量化するため、ルーフは当時としては新素材だったFRPを採用していたが、今となっては経年劣化で歪みが出ている車両も多い。そんななかフォレストオートが会場で展示していたスバル360は、ルーフを木組みとし、さらにダッシュパネルやボディーモールなどもウッドとすることで、これまでになかった高級感ある仕上がりとなっている。
ボディも全てウッドで作られたキャンピングトレーラー
キャンピングトレーラーは牽引する必要があるため、軽量に作る必要がある。そのため古くからアルミ製が多いのだが、会場で発見したのは、内装だけでなくボディも全て木製という驚きのキャンピングトレーラーだ。タイニーハウスジャパンが製作したこのトレーラーはフレームこそ金属が使用されているが、ボディは全て木製。当然内装も暖かみのある木製で、車内はまるでログキャビンのような雰囲気となっている。
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これまで軽さとコストと機能性を追求して進化してきたキャンピングカーやキャンピングトレーラー。昨今アウトドア・ブームが盛り上がっているなか、さらなる上質感やくつろぎを求めるニーズに応える形でウッドが注目を集めているようだ。自分のクルマにも、ピンポイントでもウッディなアクセントを取りこんでみるだけでも、新たな発見があるはずだ。