意外なクルマをお洒落にカスタムするのが今流
時としてクルマのカスタムは、意外性を狙うことでより大きな効果を得ることができる。近頃、王道カスタムよりもこうした意表を突くスタイルが脚光を浴びるようになった。
中でも商用車であるトヨタ「プロボックス」はその代表と言えるだろう。誰もがカスタムしているクルマでは面白くない、自分のライフスタイルに合わせて個性的なクルマに仕上げたい。そんなニーズの高まりによって、「働くクルマ」として無駄を省いた商用車、プロボックスのカスタム人気が急上昇中だ。
プロボックスをワイルド仕様に
街中で普通によく見かける営業車の代表プロボックス。しかし、このクルマをベースにカスタムに挑んだのがアウトドアシーンを彩るカスタムカーを製作する「PROBO STYLE」だ。
令和のいま、シャコタンよりもリフトアップ、ワイルドで質実剛健なアレンジに注目が集まる時代となった。そこでPROBO STYLEは、アウトドアで活躍できるレジャービークルとしてのイメージを全面押しする1台をプロデュースした。
プロボックスは高い積載性を持つ四角くてシンプルな商用車だ。余計な装備がなく、たくさん荷物が詰めて、お出かけにも買い物にもちょうど良いサイズ感。そしてこれこそがカスタムの視点から見ても大きな利点になる。
営業車から趣味を満喫するレジャービークルとしてイメチェンさせるカスタム内容は、2インチリフトアップキットに加えて、オフロード系のオールテレーンタイヤ(全地形型タイヤ)に、あえてスチールホイールの組み合わせを選択。アウトドアシーンにおいてラフに使うことを考えればアルミホイールよりも安価なスチールホイールの方がタフな印象が与えられて効果的というわけだ。