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「FUELFEST」に「ワイスピ」劇中車「ダッジ・チャージャー」が降臨! 氷上を走行するための改造ポイントとは?

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

圧巻の超幅広フェンダー

 アイスチャージャーのベースになっているモデルは、1968年型のダッジ・チャージャーだ。そして、氷上仕様として駆動方式は驚くことにAWDになっている。

 また、サスペンションも前後ともにコイルオーバー(ショックアブソーバー+スプリング一体式)の車高調式サスペンションに変更され、氷上においてエンジンパワーを無駄なく路面に伝え、それをきっちりコントロールすることができるように強力な機械式LSDもセットする。

 一方、迫力のエクステリアは、フロントマスクが固定式の4灯LEDヘッドライトモデルで、ボンネットにはダクトを追加。前後フェンダーに超幅広なオーバーフェンダーを装着し、リヤエンドにはスポイラーやディフューザー等を追加している。また、すべての窓の縁には、パンチングパネルを装備させて装甲車を連想させるイメージに仕上げているのもポイントだ。

 さらにトランクスペースには、劇中で重要な役割を果たす「電磁パルス砲」を搭載。その隣にはアフターバーナー・エフェクト装置付きジェットタービンもセット。ここには巨大なマフラーが取り付けられているが、本当のマフラーエンドは、右側リヤフェンダーを貫通出しするサイド管の方だ。排熱を考慮し、リヤフェンダーを遮熱板で覆ってるところもリアルさを追求している。

* * *

 実在するクルマを改造し、手に汗握るド派手なカーアクションを繰り広げるワイルド・スピードシリーズ。我々のようなクルマ好き、改造車好きにとって、劇中車はカスタムカーとしても見応え十分。映画に登場するすべてのマシンはカッコ良くて魅力的だが、アイスチャージャーはその最たる1台と言っていいだろう。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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