ランタンなどの照明器具は明るいうちに準備する
昔から「秋の日は釣瓶(つるべ)落とし」と言われるように、日暮れの時間が早くなることで知られています。秋は薄暮の時間も短く、太陽が沈むと急激に暗くなるのが特徴です。そのため日暮れからの行動に備えてランタンや懐中電灯などの照明器具をしっかりと用意しておくことが大切です。
ランタンは夕方になってから用意するのではなく、日暮れと共に点灯できるよう明るいうちに準備しておきましょう。同様にテント内で使用するLEDランタンや懐中電灯などを整え、電池の交換やバッテリーの充電量を事前に確認しておくことも大切です。日が暮れてから電池がない……と慌てるのは愚の骨頂。備えあれば憂いなしが秋の照明対策になると言うことです。
秋の行楽シーズンは渋滞や混雑を予想して行動すること!
そして秋のキャンプ場選びの以外な盲点が「紅葉」です。紅葉で有名な景勝地が近い場合には道路が混雑することもあり、人の多さに辟易してしまうこともあります。道路が渋滞してキャンプ場に辿り着くのに苦労したり、キャンプの帰りに渋滞にはまってしまったというのも、秋キャンプのあるあるです。また、人気の景勝地の場合には、地元で採れたキノコや野菜を道の駅で購入しようと期待していても「売り切れ」ということもあるので注意しましょう。
キャンプ場を選ぶ場合には、美しい景色を楽しめる場所でありながらも、混雑が予想されるメジャーな場所を避けることも賢明な選択になります。逆に紅葉を目当てにキャンプを行う場合には事前の情報収集を心掛けましょう。標高の高い場所は平地とは気温が異なるので、紅葉の進行に時間差が発生することがあるからです。そろそろ紅葉が見頃と思ってキャンプ場を選んだら、全く紅葉していない……なんてことも。SNSや観光協会の情報をしっかりとキャッチして紅葉のベストシーズンを狙いましょう。
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秋のキャンプを楽しむためには事前の天候チェックと準備をしっかりと行い、どんな状況でも対処できるように心掛けて下さい。とくにキャンプ経験が少ないビギナーの場合、急に天気が悪化した際には速やかに撤収できるように心の準備をしておくことが大切です。身の危険を感じたら我慢をせず、勇気を持って避難・撤退して下さい。キャンプは自然を楽しむ趣味ですから、命を掛ける必要など微塵もないと言うことです。