いま発売されたら大ヒット間違いなし!?
このキャンパー仕様にはギャレーなどが備わるため、乗車定員はキャンパーが6人乗りとなるが、7人乗りのリフトアップルーフ車と同じく、ベースのドミンゴの特徴的機能でもあるフロントシート回転対座シートがアラジン全車に標準装備されていた。気になる価格は149万8000円(リフトアップルーフ2WD・5速MT車)〜174万8000円(4WD ECVT車)までとなっており、キャンパーが197万5000円(2WD・5速MT)〜222万5000円(4WD・ECVT車)となっていた。ドミンゴの最上級グレード「GVサンサンルーフ」が171万9000円(2WD・5速MT車)だったことを考えると、かなりリーズナブルな価格設定であったと言える。
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残念ながら当時は受注生産ということもあり、総販売台数は282台と振るわなかったものの、もしキャンプや車中泊が大ブレイクしている現在なら大ヒット間違いなしだっただろう。ミニバンをはじめとした3列シート車のイメージが薄いスバルだが、ある意味で尖りすぎた3列シート車の「ドミンゴ アラジン」というクルマが存在していたことを思い出していただければ幸いだ。