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スバルの軽「サンバー」が立派な厨房に変身!? コロナ禍で注目のレンタルキッチンカーの中身とは

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TEXT: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)  PHOTO: 勝村大輔/鶴金社中

飲食店や企業キャンペーンに使われるレンタルのキッチンカー

 店舗を持つよりもハードルが低いことから、飲食業界への第一歩として注目を集めている「キッチンカー」。そんなキッチンカーのレンタルを行っている会社があった。本格導入前のシミュレーションや、イベント時のみ営業したいというニーズにも応えるレンタルキッチンカー、中身は一体どうなっているのだろうか?

コンパクトなキッチンカーは運転も楽な軽ワンボックスがベース

 都心のオフィスビルのエントランスやショッピングモールなどで、ランチの販売をしているキッチンカーを見たことがあるだろう。店舗とは異なり移動ができるうえに、車内には水まわりや調理器具などが備わり、その場で簡単な調理も可能。そんなキッチンカーの内側がどうなっているのか、気になっている人も多いはず。そこで今回は、東京都練馬区でキッチンカーのレンタル事業を行っている会社「鶴金社中(つるきんしゃちゅう)」にて、一般的な軽自動車ベースのキッチンカーを見せてもらった。

 キッチンカーが調理器具を搭載しているのはご想像のとおり。ところが自治体ごとの保健所から営業認可を取得するために、それ以外にも一定量以上の給水・排水タンクや、防火・衛生上必要とされる設備を備える必要があり、ある程度のスペースが必要となる。

 そこで軽自動車という限られた大きさの中で最大限のスペースを確保すべく、多くのキッチンカーがワンボックスタイプの車両をベースとしている。今回ご紹介するのも、ワーゲンバス顔にカスタムされたスバル「サンバー」がベースとなっている。

サイドのスライドドアを開けば即席のカウンターに

 大きなキッチンカーでは、ボディ側面に跳ね上げ式のドアを設置し、カウンターにしている車両が多いが、スペースの限られた軽自動車ベースのキッチンカーでは、側面のスライドドアや後部のハッチゲートを活用するケースが一般的。この車両もスライドドアやリヤゲートを開けた状態ではカウンターとなるように改造されており、ここを注文を受けたり、商品の受け渡しをするスペースに活用できるようになっているのだ。

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