工夫をこらしたキッチン空間! 調理器具の組み合わせは多彩
スペースの限られた軽自動車だからこそ、快適に調理と販売ができるように、随所に工夫が施されている。まず気になるのは、助手席に水タンクが搭載されている点だ。水タンクはどうしてもある程度のスペースが必要となるため、後部スペースをできるだけ広く使うための工夫だ。そのため、このクルマは移動の際には1人乗りとなってしまう。さらにカウンターは必ず折りたたみ式になっており、カウンターは外側に広がるように工夫されている。
そのほか、鶴金社中では、業態によって車内の調理器具を追加でレンタルすることも可能となっており、提供する料理に合わせて最適な厨房にカスタムできるのも魅力のひとつ。レンタルキッチンカーの活用法はさまざまで、通常は店舗営業をしている飲食店がコロナ禍で効率的に集客するためにイベントに出店したり、食品メーカーのキャンペーンなどに使用されたりと、じつに幅広い。イベント会場でケータリングカーを見かけたら、仕様をチェックしてみるのも面白いだろう。