塊感を演出するホイールとタイヤのマッチングサイズ
前後のサスペンションは、純正のエアサスペンションをマンハートによりさらに最適化されたものになっている。ソフトウェア、またはカップリングロッドの使用によって、30mmのローダウンを実現している。
ホイールはマンハートによる「フォージド・ライン」の24インチ径だ。ライトグレーのカラーが選択されており、これには295/30ZR24サイズのタイヤが組み合わされる。またオフロード走行に適した小径サイズのホイールを好むカスタマーのためには、22インチ径の「コンケープ・ワン」が、ブラック仕上げ、ゴールドトリムという仕様で用意される。ちなみにこの場合のタイヤサイズは295/40ZR22となる。
エクステリアのフィニッシュは、さらにワイド化されたフェンダーや独自のデザインによるエンジンカバーなどが大きな特徴だ。純正ではプラスチックの素材そのままのパーツを、すべてグロスブラック仕上げにしている点に注目したい。ブラックのホイールを選択したこともあって、都会的で塊感のある仕上がりとなっている。そしてマンハートのモデルではお馴染みの、ブラックのボディワークに装飾的なストライプを視覚的なアクセントとして施す手法は、このDP500にも健在だ。
アルカンターラと上質なレザーで構成されるインテリアもDP500の見どころのひとつ。運転席と助手席にはレカロ製の「マンハート・エルゴメッド」シートが採用されているが、これはヒーター、クーラーのほかにエアバッグも内蔵する最新の電動式シートだ。
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新型ディフェンダーの登場で、さらに注目度が高まったランドローバーというブランド。メルセデス・ベンツ「Gクラス」のカウンターにディフェンダーを考えているカスタマーには、このようなコンプリートカーの存在は大いに気になるところだろう。