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「ワーゲンバス」キッチンカーの中身すべて見せます! レンタル車両を実際に見学してきました

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TEXT: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)  PHOTO: 勝村大輔/鶴金社中/Auto Messe Web編集部 竹内耕太

ハイルーフの車内は立ったまま快適に作業できる

 キッチンカー後部へのアクセスは、車体右側のスライドドアから行う。中に入って驚くのは、やはり天井の高さだ。通常モデルより30cm以上天井が高いハイルーフゆえに、車内で立ったまま作業ができるのが大きな特徴だ。もともと背の高い荷物や、横にできない植物などを搭載するためにリリースされたハイルーフ仕様だが、これがキッチンカーとして大きなアドバンテージとなるのだ。ちなみにワーゲンバスのハイルーフ仕様の現存台数はかなり少ないが、キッチンカーとして現在も活躍しているハイルーフを日本国内でも多く見ることからも、人気のモデルであることが窺える。

 カウンターに向かって車内に立つと、ぐるっと周囲に作業台が配置されている。決して広くはないが、ひとりもしくはふたりでの作業を考慮し、作業動線も短く考慮されたレイアウトとなっている。限られたスペースを有効活用すべく、カウンター下に冷蔵庫を配置したり、車体後部の作業台の下に水タンクを配置するなど、工夫が随所に見られる。また電源設備も完備しており、外部電源や発電機の電気によって調理設備を駆動できるようになっているそう。

* * *

 現行車を改造したキッチンカーとはひと味違うビンテージカーを使ったキッチンカーは、車両自体が看板がわりとなり、おしゃれな雰囲気のお店作りもしやすい。レンタル可能ということで、移動販売車としての導入前にお試しで使用するケースも多いそうだ。

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