オフィシャルグッズの購入がレースの好成績につながる!
スバルやSTIからさまざまなオフィシャルグッズが発売されており、前述のチームウェアから、クルマのアクセサリーなどそれは多岐に渡る。もちろんロゴが入るだけでなく素材や機能にこだわった逸品揃い。とくにSTIから発売されているグッズ類は、どれもこだわり抜いたアイテムばかりで、STI製パーツと同じ思想に基づいた本格的なもの。これらは使うことや所有することで大きな満足感が得られるだけでなく、グッズ類の売り上げがニュルブルクリンク24時間レースやSUPER GTといったワークスチームに少しでも貢献できているという喜びとなっている。
そもそも機能性や耐久性など高いクオリティのグッズであることから、腕時計などを筆頭に価値相応のプライスであり金額的には高額なものも決して少なくない。それでもレースマシンの原動力という付加価値を考えれば、レースでしっかり結果を残してくれることで、スバリストにとってウィン・ウィンの関係となり、それが醍醐味でもあるのだ。
オタク層とアクティブライフ層のスバルファン分断問題が勃発!?
冒頭で触れたように、熱狂的なスバルファンとして認知されているスバリスト=OT層(オタク層)と呼ばれ、キャンプやアウトドアなどアクティビティを楽しんでいるスバルユーザーはアクティブライフ層と分類されている。じつはOT層でもアクティビティを楽しむ人は多く、元々ウインタースポーツを楽しむユーザーから“雪道に強い”道具としてスバル車をチョイスしたことから、その走りの良さにどっぷりとハマってしまった人も多い。
筆者も典型的なOT層のひとりだが、キャンプやスキーを学生時代から楽しんでいる。実際に数多くのスバルファンと接することが多く、話をしてみるとそうしたアクティブライフを満喫しているユーザーは多い。スバリスト=クルマしか愛せない人のように思われているが、人は見かけによらないといった状況を体現しているのもOT層の意外な性質と言える。もちろんそうした人たちは、クルマと同じようにキャンプ道具やスポーツギアにもこだわり、いい物をチョイスしている目が肥えた人が多く見受けられるのだ。
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ここまでさまざまなスバリストの実態を挙げてきたが、多くのオーナーとお話しさせていただいた経験上、実際は世間のイメージよりも俗に言う普通の人であり、スバリストのネガティブなイメージに押され、あえてSNSで自虐的な投稿をしたり、アクティブライフな趣味を持つ人も多かったりする。SNSやネット上のイメージだけに振り回されず、スバル好きの同士として、OT層とアクティブライフ層が分断することなく、大好きなスバルについてイベントやオフ会などで積極的にお話しできることを切に願うばかりだ。