ディーン・ムーンの遺志をひとりの日本人が受け継ぐ
その後、今でもおなじみ「ムーンディスク」や「ムーンガスタンク」などのレース用品を販売していたディーンの元を一人の日本人が訪れる。それが現在の「MOON OF JAPAN」代表であるシゲ菅沼氏だ。彼は日本でMOON製品の販売を行い日本で一大ブームを巻き起こす。やがてディーンが逝去したのち、MOONを受け継いで日米両方を切り盛りしているというわけだ。
ちなみに日本では本格的なレースパーツだけでなく、ステッカーやグッズ、アパレルといったさまざまな商品を展開し、アイボールロゴとともにディーン・ムーンの意思を引き継ぎ、発展を遂げている。
ヨーロッパやアジアなど世界中で生き続けるアイボール
このアイボールロゴは日本とアメリカだけでなく、現在ではヨーロッパやアジアなど、さまざまな地域で愛され続けている。グローバルな人気を誇っている大きな理由が、毎年末に開催されているインドアのカスタムイベント「ヨコハマホットロッドカスタムショー」だ。世界各国からホットロッドやカスタムのファンが集まり、横浜から世界にホットロッド・カルチャーを発信するビッグイベントとなっている。また、現在ではそんなMOONEYESのカルチャーに魅了された人たちによって、世界20カ国以上にディーラーが存在。世界中にアイボールロゴとホットロッド・カルチャーは広がっているのだ。