広い車内は収納もたっぷりで幅広い業態に対応可能
大型バンをベースとしたキッチンカーだけあって、車内は驚くほど広い。後部スペースの天井高も1.9mあり、立ったまま快適に作業が可能だ。車体両側に作業台となるカウンターテーブルが設置されており、そのほか給湯設備を備えたシンクや換気設備、テーブル下の収納などが備わるが、一部のカウンター下には空いている部分があり、ここに営業形態に応じて冷蔵庫やガス、その他厨房機器をオプションで組み合わせる仕組み。スペースもかなり広く、複数人で作業ができるため、いろいろな使い方ができそうだ。
ベンツのT2バンはクラシックな佇まいと大柄なボディというふたつの要素を兼ね備えており、目立つことは間違いないだろう。さらにこのクルマにはオーニングの上に4m×1mという折りたたみ式の巨大看板が備わっており、ここに販売する商品名やお店の屋号を掲示可能。そのため商品の広告効果はバツグンだ。ちなみにこのT2バンは全長7.3mあり、さらにリヤのオーバーハングもかなりあるため、誰でも運転できるというわけではないが、キッチンカーとしての魅力は十二分に備えていると言えるだろう。
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クラシックカーベースのキッチンカーといえば「ワーゲンバス」が今でも人気の定番モデルながら、ここ数年はベース車の価格が高騰しており、キッチンカーのベースを探すのも困難。シトロエンHバンや、このベンツT2バンなど、まだそこまで高騰していない商用モデルはこれから有力な選択肢となるかもしれない。