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「大人のレゴ選び」今すぐ欲しい! カーマニアも大満足の精密クルマレゴ10選【AMW Selection】

ランボルギーニの協力により完成したレゴ版シアンFKP 37

レゴブロックのクルマを卓上に飾りたい!

「AMW Selection」では、カーライフに造詣の深い編集部員が見つけてきた、クルマ好きにオススメする物欲全開アイテムを紹介します。今回は、AMW編集長西山が、サンタアガタ・ボロネーゼにあるムゼオ・ランボルギーニに展示されたという、レゴブロックで製作された原寸大「シアン FKP37」のニュースを見たのがことの始まり。久しぶりにレゴブロックでクルマを作りたくなって、自分が欲しいアイテムを探してみました。どれをポチるかはただいま検討中です。

大人でも夢中になれるリアルな出来栄え

 AMWでもたまに原寸大で製作した作品を紹介して話題になる「レゴブロック」。先日はランボルギーニの本社にあるミュージアムに、「シアン FKP37」の原寸大レゴが展示されることになったのをレポーしたばかりですが、総パーツ40万ピース以上、8660時間をかけて製作されたレゴブロック版「シアン FKP37」は、ミュージアムを訪れた人の目を楽しませてくれるに違いありません。

 レゴといえば、男女問わず、昭和40年代以降に幼少期を過ごした人には、最も馴染みのある知育玩具のひとつのはず。赤、黄、青、緑、白のパーツを自由に組み合わせて、家、お城に動物……などなどをイマジネーションを働かせて作ったという人も多いはず。

 かくいう私も今から40年以上前にレゴでクルマを作って楽しんでいたひとりなのですが、既存のパーツで作るクルマには限界があって、なかなか憧れのスーパーカーの姿に近づけることが出来なかったものです。

 現在ではタイヤやホイール、ホイールカバーのパーツを揃えたアイデアパーツのセットや基本セットがラインナップされたりするので、それらを駆使して理想のクルマを組み立てることができるようになりました。しかし、実車スケールのレゴ版「シアン FKP37」を見てしまうと、さらにリアルに実車のデザインに近づけたいという思うのは、クルマ好きならではの自然な欲求でしょう。そして組み立てた後は、できれば書斎やリビングルーム、ガレージにミニカーのように飾っておきたいものです。

 そこで、そんなカーマニアの厳しい目から見ても納得のレゴブロックのラインナップを紹介しましょう。

ランボルギーニ シアンFKP 37

 ムゼオ・ランボルギーニに展示されている原寸大の40万ピースには及ばない3969ピースですが、ミニカーで言えば1/8スケールのサイズ。存在感は十分で、組み立てる歓びが十分、というか十分すぎるほど味わえる大きさです。

 ミチャ・ボルケルト氏率いるランボルギーニのデザインチームやエンジニアとの協力によって完成した逸品。ランボルギーニのフラッグシップらしくシザードアであるのはもちろん、自然吸気V12エンジンは可動ピストンさえ備えています。しかもISRトランスミッションも再現されていて、8速のギアボックスの駆動する様子(実車と同じくパドルシフトで変速)も見ることができるという凝りよう。

フェラーリ デイトナ SP3

 限定599台の「イーコナ シリーズ」の第3弾が「デイトナ SP3」です。288GTOからF40、F50、エンツォ、ラ フェラーリへと続く「スペチアーレ」とは違う「イーコナ」は、英語では「アイコン」を意味するように、レトロモダンなデザインと現代的パフォーマンスを兼ね備えたシリーズ。当然ながら手に入れられるのはフェラーリの上位カスタマーに限られます、そもそも発表前にソールドアウトですから。そんな貴重な「デイトナ SP3」の試乗記をAMWでもレポートしていますが、レゴならまだ手に入れることができます。

 1/8スケールの「デイトナ SP3」を忠実に3778ピースのレゴブロックで再現。リアミッドに搭載されるV12エンジンのピストンが可動するのはシアンFKP 37と同じです。

 リアフェンダーからリアへと繋がる優雅なライン、そしてリアのスリットなど実車の特徴を巧みに捉えているのはさすがです。

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 ここまでは、1/8サイズという存在感あるスケールを紹介しましたが、次にデスクに飾っても馴染む1/12サイズモデルを紹介しましょう。組み立てる醍醐味もあり、実車をうまくデフォルメした姿は、実車に最も近い外観を再現できるサイズかもしれません。レゴブロックらしさとミニチュアカーのちょうど中間のような仕上がりは、素晴らしいのひとことです。

ポルシェ911

 ランボルギーニ、フェラーリときたら、次はポルシェを忘れてはいけません。もちろんリアエンジン・リア駆動の「911」です。

 911でも930型がモチーフとなっています。空冷水平対向6気筒エンジンのディテールも素晴らしく、シートやシフトレバーなどもよく再現されています。

 そして、このモデルの最大のポイントは、ナローとターボ、クーペとタルガを組み立てることが出来る点です。つまり、それだけで4タイプの組み合わせとなりますが、ターボの象徴でもある巨大なリアスポイラーをナローに装着して遊ぶこともできるのです。もちろん、リアスポなしのターボルックに仕立てることも可能。満足度の高い1台です。

シボレー カマロ Z28

 アメリカンマッスルのレゴブロックを紹介しましょう。それも新着の最新モデルです。

 シボレー「カマロ」と聞いて思い浮かべる歴代モデルは人それぞれでしょうが、オリジンとなる初代がモチーフとなっています。しかもエンジンがレース仕様の5000ccとなる「Z28」を忠実に再現したモデルです。

 ベースとなるボディカラーはブラックですが、「カマロZ28」を象徴するフロントからリアへ貫く2本のストライプが、「グレー/レッド/ホワイト」の3色から選べルようになっています。そしてポルシェ911と同じく、こちらもハードトップクーペとコンバーチブルの2タイプに組立てができるというこだわり。もちろん、内装のカラーとあったトノカバーも付属されています。

 クルママニアとしてのオススメは、丸目2灯のヘッドライトにあります。ちょっとワイルドな雰囲気になるヘッドライトカバー仕様にもできるので、まったく表情の異なるカマロを作ることができます。その日の気分によって、使い分けてみるのもいいですね。

フォード・マスタング

 シボレー「カマロ」を紹介したなら、ポニーカーの元祖ともいえるフォード「マスタング」も紹介しなければいけませんね。

 映画『男と女』の劇中車としても有名な初代マスタングですが、フロントとリアのエンブレムも含め、非常に細かなディテールまで忠実に再現されています。サイドステップ上の「GT」のレターロゴとホワイトのラインは、マニアにとっての萌えポイントでしょう。

 さて、この「マスタング」はコンバーチブルにはなりませんが、カスタム仕様に組み替えることができます。フロントスポイラーとリアスポイラーだけでなく、フロントボンネットから突き出したV8スーパーチャージャーのユニット、そして両サイド出しとなったマフラー出口、さらにはドラッグレース仕様のような前傾姿勢……。ツボを押さえたディテールに脱帽です。

フィアット500

 映画版の『ルパン三世 カリオストロの城』に登場するフィアット「チンクエチェント」もオススメです。全体的に丸みを帯びたチンクエチェントですが、うまく特徴を捉えてレゴブロックで再現されています。

 フロントのボンネットやリアのエンジンフードも実車と同じように開閉します。フロントにはスペアタイヤ、リアにはエンジンが収まっていて、なかなかリアルな仕上がり。

 付属パーツとして、スーツケースやラゲッジラック、イーゼルや筆、パレットなどもあり、チンクエチェントに乗ってイタリアを旅しながら絵を描くという世界観が表現されています。

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 ここからは、子どもにプレゼントしてもよし、自ら組み立ててワーキングデスクにちょっと飾っても良い大きさのものを紹介しましょう。ミニカーだとちょうど1/32スケール程度の大きさとなります。

ランボルギーニ・カウンタック

 第一次スーパーカーブーム世代にオススメなのが、ランボルギーニ「カウンタック」です。ボディカラーがホワイトでインテリアがレッドという組み合わせが、かなり通好み。

 カウンタックでも「LP400S」か「LP500S」あたりを意識したディテールとなっています。サイドのエアインテークやテールライトなど、このスケールでよくぞここまで再現してくれたと、感動せずにはいられない仕上がりです。

1970 フェラーリ 512 M

 スティーブ・マックイーン主演の不朽のレース映画『栄光のル・マン』で、マックイーン演じるマイケルがステアリングを握るポルシェのライバルとして登場するのが、フェラーリ「512S」。その改良版「Modificato」が、「512M」です。

 レゴブロックで再現するとなると、「512S」でも「512M」でもほぼ同じ姿になると思いますが、ヘッドライトがよりスクエアな「512M」となったのは自然の流れでしょう。このあたりのこだわりが、レゴブロックなのです。

007 アストン マーティン DB5

 映画つながりと言うことで、ここからは映画の劇中車を紹介しましょう。まずは、世界一有名なクルマとして認められているアストンマーティン「DB5」です。

 こだわりは映画『007』シリーズ4作を代表するナンバープレートが4枚付属していること。そしてタキシード姿のジェームズ・ボンドがミニフィギュアで再現されていることです。デスクの上に飾っておくには持ってこいの、とてもセンスのよい1台です。

ワイルド・スピード 1970 ダッジ・チャージャー R/T

 2000年以降のクルマ映画といえば、「ワイスピ」こと『ワイルド・スピード』でしょう。2001年の第1作からシリーズ化されて、2021年の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』まで、9作が公開されています。

 このシリーズにおける強烈な個性のキャラクターが、ヴィン・ディーゼル演じるドミニク・トレット。そのドミニクの愛車として幾度も劇中に登場するのが「ダッジ・チャージャー」です。

 ドミニク・トレットのミニフィギュアも付属されているのですが、ミニフィギュアで表現したスキンヘッドが、なんとも可愛らしい。もちろんフロントボンネットのスーパーチャージャーやNOSシステムまで、クルマの方もリアルに作り込まれています。

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