ポイントを絞って多数のパーツに水圧転写を施工
見た目からしてかなり特異に見えるスズキ・ジムニーを紹介しよう。見た目は間違いなくモンスター級である。各所には最先端素材であるフォージドカーボンを水圧転写で再現し、随所に散りばめているのがポイントだ。
フロントグリルからオーバーフェンダー、ボンネットにウイングと、ボディ全体ではなく的を絞りつつ贅沢に、フォージドカーボン柄を採用しており、インパクトは絶大だ。
このフォージドカーボン柄で高級テイストを演出しつつ、アフターパーツも駆使してジムニーらしいワイルドさを表現しているのも特徴。水圧転写を施工したのは、大阪府貝塚市のカーショップ、マッキナだ。さらに精悍なビス留め風オーバーフェンダーやスキッドプレート、3インチのアゲ×ホワイトレタータイヤといった組み合わせは、いかにも4×4で躍動感満点。室内のレカロやタービン+サブコンの搭載など、一分の隙もない仕上がりだ。
フロントグリルはクロスリンク製。センターの開口部はスポーティなメッシュ仕様で、その周囲にフォージドカーボン柄の水圧転写を施工している。背面タイヤカバーはエヌズステージ製。全体ではなく、ライン状にカーボンを走らせているのがオシャレだ。ワイパー、ドアヒンジなどにも水圧転写を施している。
マフラーはヨシムラ製のチタンサイクロン。サイレンサーが横置きで、アゲ系定番のショートバンパーなら、奥でチラ見えするからスタイリッシュである。足まわりはハイブリッジファーストの3インチアップ車高調を使用。ホイールは16インチのボルクレーシングTE37で、ホワイトレターとも好相性だ。
ハイブリッジファーストのタービンキットやサブコンなど、各種チューニングも抜かりなく網羅。約90psのパワーアップを実現した。タワーバーはクスコ、ブローオフバルブはHKSを装着。インタークーラーやターボパイプはツダレーシング製となっている。
インパネやアシストグリップなど、室内にも細かく水圧転写によるフォージドカーボンを投入。室内はグロスのスモークなし仕様を使っている。ピラーのメーターフードや2連のメーターはモンスタースポーツ製、追加メーター自体はデフィ製となる。
※ ※ ※
ベース車自体、個性的な内外装を持つジムニーだが、内外装にきっちり手を加えて存在感を高め、さらにフォージドカーボン柄を再現する水圧転写を施すことで唯一無二のスタイルを確立できる。ライバルと差をつけたいジムニーオーナーは必見だ。