マンハート「MH3 GTR」の実力とは
サスペンションは、ロードホールディングをさらに改善し、もちろん車高をローダウンする目的で、KW製のバリアント4コイルオーバーサスペンション、もしくはH&R製のスプリング付きのマンハート・リダクションキットの選択が可能。
ブレーキシステムは、現在はノーマルのままだが、カスタマーのリクエストによっては、こちらもアップグレードを行うことができるということだ。タイヤは前後とも20インチの設定で(ノーマルはフロントが19インチとなる)、前後各々265/30R20、295/30R20サイズのミシュラン製タイヤをサテンブラックで仕上げたマンハート・コンケーブ ワン(シルクマットブラック仕上げ)に組み合わせる。
ボディに新たに装着されたパーツは、フロントのスポイラーリップとサイドエアロフリック、サイドスカート、リヤスポイラー、そしてカーボンディフューザーで、これらはすべてカーボン製となる。
ボディカラーにストライプを描くのは、これもまたマンハートの作ならではの特徴だ。インテリアの仕上げも、フロントにレカロ製のスーパーライト・ポディウム・フルカーボンバケットシートを装着したことで、よりレーシーな雰囲気になった。
この「MH3 GTR」とネーミングされたマンハートの最新作の魅力的なスペックを紹介しておこう。達成した最高出力は650ps(プラス140ps)、最大トルクは800N・m(プラス150N・m)。ノーマルの「M」では満足できないカスタマーのために、チューニング・メーカーの「M」=マンハートは、つねにその開発の手を休めることはないのだ。