103年の103台に試乗できるチャンスも
2022年はメインの会場として1エーカー以上の広大な敷地に建つフランス風の現代的住宅を用いた、ペブルビーチ・ロッジのすぐ側に位置する「ホーム・オブ・ベントレー」を設置。デザインチームによって、ベントレーモデルのデザインとリンクした仕立てとされた。
「ホーム・オブ・ベントレー」は屋外に最大6台の最新モデルを展示。屋内ではマリナーのデザイナーと一緒に、サンプルを用いてビスポークのデザインを体験できる。また、ベントレーがコラボしたレジデンスのバーチャルツアーなど、ブランドの世界観に触れることが可能となっていた。
さらに、ベントレーの歴史である103年の各年のクルマ、合計103台をモントレー半島に集結させており、ゲストはそのうちの1台に試乗できるという壮大なイベントも実施された。
モントレー カーウィークのメインイベントのひとつである「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」には、ベントレーの過去から現在までの名車を展示。「ブロワー」から「スピード8」、現代のハイブリッド、電動化された未来まで続く「旅」が体験できるというラインナップだ。
また、アメリカの顧客がオーダーした「バカラル」の展示や、ホイールをアートギャラリーとしたベンテイガEWB、VIPゲストとのパーティなど、様々な催しが用意されていた。
さらに、カーウィークの幕開けとして、30台のベントレーが参加するラリーが行われたのも今年のポイントだ。ロサンゼルスをスタート地点にパシフィックコーストハイウェイを駆け抜け、ラグナセカへ。ラグナセカではパレードが行われ、併せて2023年のル・マン24時間レース100周年を記念してスピード8(2003年の優勝マシン)のデモランが行われている。
ブガッティやアストンマーティンなどが話題のモデルをお披露目した2022年の「モントレー カーウィーク」だが、ヒストリックカーから未来のビジョンまで詰め込んだベントレーのプログラムも負けず劣らず内容充実だったのだ。