システム合計1109馬力のモンスター誕生
リヤミッドに搭載されるパワーユニットは、4LのV型8気筒ツインターボエンジンを、独自のN-TRONICコントロールモジュールによって、インジェクション、およびイグニッションのマップを再プログラミングしたもの。それによってエンジン制御、そして電子ブースト圧コントロールを引き上げ、さらなるパワーアップを図っている
結果として、V8エンジンの最高出力は109ps向上し、エレクトリックモーターとの組み合わせによるシステム全体の最高出力は1109psに達することになった。
もちろんフロントアクスルのみの駆動で最大25kmのゼロエミッション走行が可能な「eドライブモード」など、エコ性能に関しての機能は一切犠牲になることはない。
一方で0-100km/h加速2.4秒、最高速は340km/h以上を実現し、フェラーリの発表値よりも魅力的なデータを誇るという。
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エンジンルーム内の温度を低下させるため、999ゴールドファインメッキなど、さまざまなフィニッシュが提供されるというエグゾーストシステム、あるいはフロントで30mm、リヤで25mmのローダウンが可能になるスプリングキットなど、続々と登場するノビテックのSF90ストラダーレ用のアイテム。その魅力はフェラーリ自製の「アセットコルサ」にも確実に迫ると考えてもよいだろう。