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走りのトヨタ「GRヤリス」をさらにバージョンアップ! 既存の車両をアップグレードさせる「KINTO」の新たなサービスとは

「GRヤリス“モリゾウセレクション”」はレースからのフィードバックをもとにアップデートされたものが、ユーザーの車両に反映されていくという進化を続けるモデル

KINTOによる購入後車両へのアップグレードサービス

 トヨタ車のサブスクリプションやアップグレードなどを行う「KINTO」が「GRヤリス」を対象とした、アップグレードを開始。購入後の車両を対象に、最大トルクの向上や走りに関わるセッティングの最適化などを行うという。

GRヤリスの全車にアップデートを適用

 すでに2021年6月より、ユーザーに合わせ最新ソフトウェアを反映させていくGRヤリスの新商品「GRヤリス“モリゾウセレクション”」をスタートさせているKINTO。そのサービスを、トヨタ車両販売店で販売されたすべてのGRヤリスへと拡大したものだ。

ラリー由来の技術で最大トルクを20Nm向上させる

 まずは「アップグレード」として、3200〜4000rpmにおける最大トルクを370N・mから390N・mへと向上。トルクカーブの改善も行われ、余裕ある伸びやかな加速を実現させる。これには、加減速が多く、臨機応変さが求められているラリーからフィードバックされた技術が用いられているという。

 次に「アップグレード」済みの車両を対象に「パーソナライズ」を実施。アクセルレスポンス、4WD駆動配分、ステアリングアシストを制御するソフトを、個々のユーザーに最適な形でセッティングしてくれる。所定コースなどで取得したユーザーの走行データをもとに、個性や好みに合わせて27通りの組み合わせから最適なものをセレクトしてくれるという。走行データ分析により行われるが、データがなくても専門知識をもつGRコンサルタントによるコンサルティングを通じたセッティングも可能とのことだ。

 料金は「アップグレード」が14万1400円。「パーソナライズ」はデータ分析を用いる場合は1万5000円、コンサルティングの場合は8800円となる。

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 トヨタとKINTOはクルマ販売後もユーザーに寄り添い、クルマを進化させることで、「クルマが、さらに愛車となっていく」ことを目指し、このサービスを開始したそう。これからは、購入後のアップデートにより、愛車が「古くならない」時代がやってくるようだ。

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