初期ロット25台「レクサスLFA」がリアルによみがえる！ 14万8500円が納得できる緻密なミニチュアカーとは

投稿日：2022.09.11

TEXT: AMW編集部 PHOTO: 日下エンジニアリング

スペシャルなLFAをエンジンとともに忠実に再現

　実物をそのまま小さくしたかのような、精密なエンジンスケールモデルを多数手掛ける「日下エンジニアリング」。同社のなかでも人気の、モデルカーとエンジンモデルをセットにした「マスターズ」シリーズの最新作として、「レクサスLFAニュルブルクリンクパッケージ」が受注受付中だ。

　マスターズは、1/18スケールのモデルカーと1/6スケールのエンジンモデルを組み合わせ、オーナーのみならずクルマ好きならコレクションしておきたくなるアイテム。これまで日産スカイラインGT-R、日産GT-R、日産フェアレディZ、マツダ・ロードスターなどをラインアップしてきた。その最新作として選ばれたのが、レクサスLFAである。

　レクサスLFAは、トヨタとヤマハが共同開発した世界に誇る国産スーパーカー。圧倒的存在感のエクステリアデザイン、ヤマハのノウハウが注ぎ込まれた自然吸気V10エンジン搭載など、魅力的なパッケージで国内外のファンを魅了している。

　日下エンジニアリングではLFAのモデル化を決めてから、約2年間を費やして細部まで徹底的にこだわり完成させている。1/18スケールモデルカーに選んだのは、希少なLFAのなかでも、さらに希少なニュルブルクリンクパッケージだ。500台のうち、50台しか設定されていないモデルである。

トヨタとヤマハの全面協力により作成

　洗練されたボディデザインに、ニュルブルクリンクパッケージ専用となる大型フロントスポイラーやカナード、カーボン製大型リヤウイングが備わる。実車さながらの迫力あるディテールをモデルカーでも忠実に再現されているが、なんとこれはレクサスから実車の3Dデータの提供を受けてモデル化しているため。モデルカーはえてして、どこか実車とは違う雰囲気となりがちではあるが、このマスターズLFAはまさにそのまま小さくなったかのような迫力が楽しめる。

　1/6スケールのエンジンモデルも、トヨタとヤマハの全面協力のもと開発したという。571psを発揮する4.8L V10エンジン「1LR-GUE」は、ヤマハが所有しているエンジンの実物2基を借り、分解して細部まで徹底的にスキャニングし3D化。エンジン本来の質感を再現するべく、モデルカーなどでよく使われるレジンのみならず金属やプラスチックといった素材を使い分け、ホンモノの雰囲気をハンドメイドで忠実に再現している。