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600万円で手に入れた「M4」オーナーに聞いた効果的なカスタムとは? BMW「M1」風ホイールのワンオフと「バブリング」にありました

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

バブリングでサウンド面でも抜かりなし

 ワンオフホイールとエアサス装着以外は基本的に純正のままだが、エンジンの出力向上と「バブリング」効果を狙ってコンピュータチューンも施している。

 このバブリングとは、スーパーカーがアクセルペダルを戻すときに発生する「パパンッ、パパンッ」という爆発音のことを指す。最近、人気のチューニングとして注目されており、ターボ車であればミスファイヤリングシステムとしてターボラグの防止やエンジン保護の観点から意図的に発生させるが、NA車に与えたバブリングは音による演出のみ、である。

 バブリングの発生原理を簡単に説明しよう。通常、アクセルオフ時は燃料がカットされるのが普通だが、現代のクルマはコンピュータのデータ書き換えによって、わざと吸気や点火タイミングをずらすことが可能。そこで、あえて不完全燃焼の混合気をシリンダーの外に排出させ、燃焼しきれなかった混合気をエキゾーストマニホールドに回す。すると、その中で燃焼が始まり、マフラーから「パパンッ……」という音が出るようになるわけだ。

 見た目のカスタム以上に注目度が高まるのが、このバブリングである。憧れのスーパーカーのようなサウンドを真似して、カスタムフリークの間でバブリングが、人気急上昇中のチューニングメニューになっている。

* * *

 普通では考えつかない発想のM1のホイールデザインをヒントにしたワンオフホイールの装着、そしてバブリング効果を引き出すコンピュータチューニング。たったこのふたつだけで、カスタム効果を最大限に発揮させたBMW M4。Shihouさんのカスタムセンスの良さを感じる1台だ。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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