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トヨタ「80スープラ」を「ヴェイルサイド・コンバット」でイマ風にカスタム! オーナーにとって2台目となる愛車のこだわりポイントとは

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

映画『ワイルド・スピード』に影響を与えたスポコンブーム

 今回紹介するトヨタ・スープラ(A80型)が装着しているエアロパーツを見て懐かしく感じる方は、間違いなく今から25年前のエアロパーツブームを経験したクルマ好きの世代になるだろう。

 当時日本では、アメリカ西海岸発祥のスポコンがブームとなり、パワーアップを目的に走りの性能を高めるチューニングとともにスポーティなエアロを装着させ、派手なペイントを施すドレスアップが大流行する。そして、その影響を受けた『ワイルド・スピード』という映画も生まれた。

オーナーにとって2台目となる80スープラ

 このスープラのオーナーであるY2Yさんは、当時のブームを経験した世代ではないが、映画『ワイルド・スピード』の影響を受けてカスタムカーの魅力にハマってしまったひとり。過去には『ワイルド・スピード』に登場したブライアンが乗るオレンジ色の80スープラレプリカを作り、乗り回していたという。

 その80スープラはだいぶ前に手放してしまったため、このスープラをふたたび購入したという。新たに手に入れた80スープラは、当時を感じさせるスポコン仕様としながらも、今と昔、新旧それぞれを融合するスタイルでのカスタムを楽しんでいるそうだ。

 新旧の「旧」の方から説明してくと、まず最初に目に飛び込んでくるフロントパンパーが懐かしい。これはヴェイルサイド・コンバット スープラCIIモデルのエアロパーツだ。

 当時、純正スタイル的なエアロパーツが多いなか、このコンバットシリーズだけは別格で、過激にカッコ良く仕上げるスタイルの先駆けとして大ヒット。特別な仕様を求めるオーナーたちは、こぞってコンバットエアロシリーズを装着するという時代もあった。

 この80スープラが装着しているエアロパーツは、1994年の東京オートサロンで登場し、その年のグランプリも受賞している。大きく口を開いた開口部が印象的で、機能的にも優れた効果を発揮するエアロであったことを思い出す。

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