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スバル初代「インプレッサ」が30周年! セダンから「WRX」まで広く愛される名車は誕生時からユニークでした

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎七生人/SUBARU

ラリーシーンを席捲することになる「WRX」

 その一方で初代インプレッサといえば、忘れてはならないのはWRXだ。WRCでは1995年から3年連続でマニュファクチャラーズチャンピオンを日本車で初めて獲得したことはご存知のとおり。レガシィに代わりWRC参戦を目的に開発されたこのWRXには、240ps/31.0kg-mのスペックを発揮する2Lのボクサー4カム16バルブ空冷インタークーラーターボ仕様の「EJ20」エンジンを搭載。センターデフとリヤデフにビスカスLSDを使ったフルタイム4WDを採用する高性能モデルとした。

 WRXには当初から競技用ベース車両となる、インタークーラーウォータースプレーを装備した「typeRA」が用意されたほか、スポーツワゴンのWRXも用意。またインプレッサWRカーのロードゴーイングバージョンといっていい、「WRX type R STi」なども用意され、マニアの熱い視線を集めた。

クロスオーバーの先駆け「グラベルEX」も

 そのほかに1995年にはスポーツワゴンの派生モデルとして、「グラベルEX(エックス)」が登場している。これはのちのクロスオーバー、「XV」の原点ともいえるモデルで、最低地上高185mmを確保し、外観ではフロントを始めとしてプロテクター類を装着。リヤにはスペアタイヤキャリアをマウントしたSUVタッチの出で立ちをもち、あらゆる路面、シチュエーションで4WDの性能を発揮するアクティブなモデルとして存在感を示していた。

* * *

 系譜としては1966年の「スバル1000」から「レオーネ」を経て登場した、スバルの中間車種、初代インプレッサ。今改めてカタログ写真を眺めていると、ハイブリッドシステムやADASについての説明はまだなく、素直にクルマの魅力を伝えようとしていた頃の懐かしい雰囲気が感じられる。

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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