“Xの系譜”を継承する、久しぶりのDセグメントモデル
シトロエンとして久しぶりとなるラージセグメントモデルとなる「C5X」が登場した。セダン、ステーションワゴン、SUVを融合させたエクステリアや、“魔法の絨毯”の再来ともいうべき足まわりを備えた新たなフラッグシップモデルとは?
シトロエン久々のラージセグメント
シトロエンC5Xは、1974年に登場したCXに始まる“Xの系譜”を継承する、セダンのエレガンス、ステーションワゴンの実用性、SUVの力強さを融合させたというDセグメントモデルだ。シトロエンとしては久しぶりとなるラージセグメントモデルの登場は、発表前に公開されていたティザーサイトのアクセス数が記録的数値となるなど、多くの自動車ファンから注目を集めている。
特徴的なセダン、ステーションワゴン、SUVを融合させたエクステリアは、V字シェイプのライティングシグニチャーが特徴的な先進的スタイルに。先に登場したC4と共通する最新フェイスで、ブランドデザインの統一感が図られているのがポイントだ。
シトロエンらしい美しいフォルムのロングボディモデルに仕立てられており、大径ホイールとブラックのホイールアーチで力強さもアピールしている。
インテリアは、リヤクォーターにもウインドウを設けた広いガラスエリアで、開放感のある仕立てに。シトロエンの魅力のひとつである快適なシートには、ベースに低反発効果のある高密度ウレタンを使用し、表層部には15mmの厚さの柔らかなスポンジを挟むという、独自のアドバンストコンフォートシートを採用。高い姿勢保持性とコンフォート性能により、長時間の移動も快適だという。