足まわりは“魔法の絨毯”の再来
ラインアップは、最高出力180ps・最大トルク250Nmを発生する1.6リッターターボエンジンを搭載するシャイン(車両価格:484万〜530万円)と、プラグインハイブリッド(車両価格:636万円)をラインアップ。
プラグインハイブリッドはシャインと同じ1.6リッターターボに、110ps・320Nmのモーターをフロントに組み合わせ、システム総合出力を225ps・360Nmとした。12.4kWhのリチウムイオンバッテリーをリヤトランク床下に搭載し、EV走行可能距離を65km(WLTCモード)としている。
そして、足まわりには、シトロエンの真骨頂である“魔法の絨毯”とも形容されたハイドロニューマチックサスペンションの現代版ともいうべき、プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)を採用した。
これはショックアブソーバー内にセカンダリーダンパーを組み込むことで、従来のシステムでは吸収しきれなかったショックを抑えてフラットライドを実現させるというもの。
プラグインハイブリッドには、さらに進化したアドバンストコンフォート アクティブサスペンションを初採用している。こちらは速度域や路面状況に応じてダンパー内の油圧をコントロール、路面をまるで飛んでいるかのようなフィーリングを実現させているという。
スタイルはもちろん室内の雰囲気、ファンを虜にした“魔法の絨毯”の再来ともいうべき乗り心地。久方ぶりの登場となるシトロエン流フラッグシップは、シトロエンマニアはもちろん自動車ファンなら気になる1台に違いない。