リフトアップ車にとって厄介な駐車場の車高規制
続いてSUVや軽バンでも人気が高まっているリフトアップについて触れたい。ローダウンは下方向への注意が必要なのに対し、コチラは高さ制限のある駐車場や鉄道の高架下が鬼門だ。一般的なタワー式の駐車場ならはじめから停めようと思うこともなく、自分が気付かなくとも誘導のスタッフに制止されるため問題ないだろう。
ただし、商業施設に隣接している自走式の立体駐車場は、高さの制限が平均2~2.5mといった施設が多く、リフトアップ量によっては接触してしまう。高架下も交通量の多い幹線道路であれば心配することはないが、場所によっては制限高が2mに満たないケースも十分にあり得る。
リフトアップしただけならギリギリ通過できるかもしれないが、この手のクルマはルーフラックやキャリアを装着していることも多いだろう。装着したことを忘れて、以前はセーフだった高架下をくぐり抜けようとした際、ガッツリぶつけて車体にまでダメージが及んだなんてシャレにならない事態だ。
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ローダウンにしろリフトアップにしろ車高が変わることにより、通れない道や駐められない駐車場が増えてしまうことになる。クルマを壊さないためにも生活圏内のリサーチは入念にしておくことはもちろん、車内から簡単に車高調整ができるエアサスやハイドロサスではない限り、過度なローダウンやリフトアップはそのリスクが高まることを熟知しておきたい。