クルマのカスタムはファッションと同じ自己表現だ
可愛らしい軽自動車、ダイハツ「ムーヴラテ」をベースに遊び心満点の仕上げを施したカスタムカーを紹介しよう。ウィットに富んだドレスアップは、カスタムの可能性の広がりを示しているようだ。
あえてこだわった溶接処理のマフラー
まず目に飛び込んでくるのがリヤまわりの作りこみだ。バンパーはカットされ、ナンバープレートも右端に移設。スペースを確保したところで、大胆にうねるワンオフマフラーをセットしている。
現代の技術をもってすれば、ステンレス管を使って美しく仕上げることが出来るが、あえて手間のかかる昔ながらのマフラー製作工法にこだわっている。その理由は、輪切り溶接処理によって生み出されるマフラーは、溶接跡が曲げを強調出来るポイントになるからだ。
クルマのイメージをスパルタンな方向に向けるのであれば、このアプローチこそが効果的といえる。ムーヴラテの場合は、特殊な取り回しのマフラー形状を採用しているので、より目立つ仕様になるわけだ。