日本への割り当ては25台のみ
BMWは世界で1000台のみを販売する“究極のMモデル”、「M4 CSL」の予約受付を開始した。
3.0CSL(E9)を起源とする「CSL」は、Competition、Sport、Lightweightの頭文字より名付けられたもの。Mの50周年となる今年登場したM4 CSLは、Mハイ・パフォーマンスモデルのM4コンペティション(RWD)をベースに、軽量化やドライビング・ダイナミクスの向上が図られている。車両価格は2196万円(消費税込)。
BMWオンライン・ストア限定で、2022年9月26日11時59分まで予約受付中。日本では25台のみを販売、申し込みの数が上回った場合には抽選により当選者が決定されるとのことだ。
伝説を継承する“CSL”がMの50周年に登場
公道を走行可能な歴代M4で最も優れたパフォーマンスとうたわれるM4 CSLは、まずは徹底的な軽量化が図られている。ボンネットやトランクリッドなどにCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用。インテリアには軽量なMカーボン・フル・バケット・シートを装着、後席はレス仕様とスパルタンな仕立てとなっている。
精密なチューニングが施されたエンジンは1.7barから2.1barにブーストアップ、最高出力をベース比40psアップの550psに。シャシーは路面追従性、キャンバー強度、ダンパーのレスポンスを向上させるため、ポール・ジョイントを4カ所増やし14カ所としている。また、専用サスペンションやスタビライザーが装着されている。
BMW量産車最速の軽量化モデル
さらに、スーパースポーツ専用サーキット向け最新タイヤであるミシュランPILOT SPORT CUP 2 Rを装着し、BMW量産車最速となる、ニュルブルクリンク北コース7分20秒207というラップタイムを実現している。
歴代モデルも中古車市場で高い人気を誇るCSLモデル、最新版となるM4 CSLも人気になること間違いなし。Mの50周年をセレブレートするCSLという称号のスペシャルモデルを手に入れることができるのは、日本ではわずか25人のみだ。