年間王者争いはますます読めない状況に
AMG GT3やアストンマーティン・ヴァンテージGT3、ポルシェ911GT3 Rといった名だたる世界のスポーツカーから、トヨタ・ヤリス、ホンダ・フィット、マツダ・ロードスターなどの国産コンパクトスポーツまで幅広い車種が戦うスーパー耐久。毎戦白熱したバトルが繰り広げられ、多くのモータースポーツファンを魅了している。
2022年シーズンも後半戦に突入した9月3日・4日に開催された第5戦の舞台は、栃木県のモビリティリゾートもてぎ。規定により今回はST-3クラスの参戦がなく、全52台(決勝出走は51台)のエントリーとなった。
Auto Messe Webが注目する、GT3マシンがしのぎを削るST-Xクラスは第4戦終了時点で62号車HELM MOTORSPORTS GTR GT3が91ポイントでランキングトップ。888号車Grid Motorsport AMG GT3が76.5ポイントで2位、名門81号車DAISHIN GT3 GT-Rが69ポイントで3位という状況だ。
第5戦のもてぎは、5時間で争われるレース。残り2時間を切った時点で、31号車レクサスRC F、888号車メルセデスAMG GT3、81号車GT-R GT3の優勝争いに。終盤に888号車がトップに立つと、そのままチェッカー。81号車が2位、16号車が3位、62号車が4位、一時トップを走った31号車は5位でフィニッシュしている。
国内でGT3マシンが参戦するスーパーGTとは異なる、耐久レースを戦うGT3マシンの勇姿は必見。今回も、迫力あるレースの模様をダイジェストムービーでお届けする。サーキットで観戦した人もそうでない人も、ぜひチェックしてほしい。
第5戦終了時点で、ポイントランキングは888号車がわずか0.5上まわる106.5ポイントでトップに浮上。62号車が106ポイントで続く。81号車は91.5ポイントで3位という状況だ。次戦は2022年10月15日(土)〜16日(日)に開催される岡山国際サーキット。終盤戦に向かってまだまだ年間王者争いは混沌としている。残り2戦にも注目だ。