クロスオーバーSUV化が自動車メーカーの社運を左右する!?
現在はSUVやクロスオーバーモデルが世界的に見ても爆発的な人気を誇っている。子どもにクルマの絵を描かせれば、クルマ=SUVの絵になるほどだ。その一方で、土臭いSUVは好みじゃない……という人も相当数いるはずで、SUV、クロスオーバーモデルを都会が似合う高級感溢れるクーペのように仕立てれば、そうしたユーザーまで拾えることになるワケだ。
もちろん、セダンやクーペに対する、クロスオーバーモデルのメリットとして視界の高さ=運転のしやすさ、トランクではなくワゴンのように使えるラゲッジルームによる大きな荷物の積みやすさがある。多くのクルマ好きユーザーや子離れしてミニバンを卒業した人たちが、SUVやクロスオーバーモデルに流れていくことは、いまとなっては止めようがない現実でもある。
「いま、これを買っておけば間違いない!」と感じさせる大ブームを巻き起こしているSUV&クロスオーバーモデルを、都会派のパーソナルカーとして使う人が増殖しているのは自然な流れで、いま巻き起こっているSUVの第二形態ぶりは、造る/売る側、乗る/買う側としても、至極当たり前の流れということなのだろう。