参加者全員が楽しめるブログラムが目白押しの充実した2日間
大自然に囲まれ、時間を気にせず自分のペースで1日を過ごせるのが魅力のキャンプ。数年前からブームとなり、ファミリーからおひとり様まで幅広い層に人気だ。またキャンプ場に行くための手段として、SUVなどオフロード車の需要も増えており、クルマ業界も盛り上がっている。
魅力的な四輪駆動車を手掛ける三菱がアウトドアの楽しさを提案
しかし今のようにブームとなる前から、定期的に開催されてきたオートキャンプイベントが存在する。それが「スターキャンプ」。主催はパジェロやデリカを筆頭に、古くから本格派の四輪駆動車を開発してきた三菱自動車だ。
ただクルマを販売するだけではなく、購入したクルマで楽しいライフスタイルを提案するべく、1991年に第1回目のスターキャンプを開催。途中10年ほどの休止期間があったものの、長野・野辺山高原や福島・猪苗代湖など開催場所を変えながら開催を続けてきた。
2020年からはコロナ渦もあって開催を取りやめていたが、今年は3年振りにスターキャンプの実施が決定。会場は広大な敷地を持つ静岡・朝霧高原の人気キャンプ場、ふもとっぱらだ。9月3日〜4日の1泊2日で行われ、全国各地からキャンプなどの外アソビが大好きな参加者がキャンプ道具満載の愛車で訪れた。
もちろんキャンプだけではなく、すべての参加者が楽しめるプログラムを数多く用意。また悪路での走破性だけでなくPHEV性能にも優れている、最新の三菱車を活用したコンテンツも充実。参加者たちは楽しい思い出がいっぱい作れた様子だった。
メインのキャンプは経験が浅い初心者も丁寧にサポート
本イベントのメインとなるキャンプは、クルマでの参加が条件。1組ごとに12×12mのスペースが用意され、テントを張っても十分余裕がある。参加車両の大半はデリカD:5やパジェロ、アウトランダーなどの三菱車だ。なかには同じ三菱でも、ランエボこと「ランサーエボリューション」などのスポーツカーで参加する強者もいた。
しかし三菱車に乗っていないと参加できないというわけではなく、他メーカーのクルマに乗っていてもOKというのも三菱自動車の懐の深さを感じる。
会場を見ると、参加者たちのほとんどはキャンプ経験が豊富なようで、手慣れた様子でテントやタープを設営していた。しかしキャンプを始めたばかりのビギナーでも楽しんでもらえるようにと、「キャンプよろず相談所」を会場に設置。アウトドアのプロが常駐しており、テントの張り方ひとつから分かりやすく丁寧にアドバイスしてくれる。初心者にも優しいのがスターキャンプのウリである。
三菱SUVの四駆性能とPHEVの実力を体感できる
三菱車を活用したプログラムも多かったが、目玉はプロドライバーの運転によるSUVオフロード試乗会。会場からほど近い富士ヶ嶺オフロードで行われ、車両はデリカD:5とアウトランダーPHEVが用意された。各地から多くのオフロード車が訪れる聖地だけに、コースは非常にハード。それでもドライバーは各車の四駆性能を余すところなく発揮して難なく突き進み、同乗した参加者に三菱車の実力の高さをアピールしていた。
また走行性能だけでなく蓄電・給電性能にも優れている、PHEV車を使った催し物も実施。冷たい飲み物やかき氷を提供するカフェはエクリプスクロスPHEV、ステージ前で大きなスクリーンを広げて開催された野外シアターはアウトランダーPHEVの給電機能を活用したというから驚きである。ほかには最新三菱車の展示や、三菱イベントでおなじみの最大傾斜45度を駆け上る4WD登坂キット同乗体験会など、三菱車がより好きになるプログラムで会場を盛り上げた。
パパだけでなく、ママや子どもたちも楽しめる豊富なコンテンツも
会場ではモノ作りを体験できるワークショップを開催。アウトドアで役立つオリジナルウッドスピーカーと、テントなどの飾り付けに最適なオリジナルガーランドを作ることができた。またピザやちぎりパンなどアウトドア料理の作り方を学ぶこともでき、親子での参加者たちでにぎわった。
また自然が少ない都会に住み、外アソビの機会が少ない子ども向けの催し物も多かった。大きな木をのこぎりで豪快に切る丸太切りや垂直の壁を自分の力だけで登るスポーツクライミング体験、体幹が鍛えられるスポーツ「スラックライン」教室の開催など、全身をフル活用できるイベントを用意。いい汗を流していた。
1日目の夜はキャンプの醍醐味であるキャンプファイヤーを囲み、レミオロメンでの活動や野外音楽フェスの開催で知られる藤巻亮太さんによるスペシャルライブも開催。数々の名曲を披露して参加者を魅了した。そして2日目の朝はラジオ体操と朝ヨガを実施して、心も体もリフレッシュして来場者は帰路についた。
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久々の開催でにぎわったスターキャンプ。来年もきっとさまざまなコンテンツが用意され、参加者を楽しませてくれることを期待したい。