キュートなフロントマスクはこうして生まれた
大胆に変更を加えたフロントマスクは独特の表情を作るためにダイハツ「ミラジーノ」のグリル、メッキバンパー、ヘッドライトを流用。この特殊加工をオーナー自らが手がけ、FRPを駆使して製作したというから驚きだ。
また、リヤについても、通常、リヤハッチに取り付けるナンバープレートをリヤバンパーに移動させ、ハッチはシンプルにスムージング。車両全体を鮮やかなグリーンにオールペンし、サイドに遊び心あふれるホワイトの2トーンデザイン処理も施す。
オーナーがこのエクストレイルを使ったキャル仕様でイメージしたのは、西海岸の風景に自然と溶け込むスタイル。そこで、ドアにヤシの木と波、さらにLOCO Beachのロゴマークをデザインし、雰囲気を高めるピンストライプ処理がクルマ体全体に施されている。これはオーナー自らがフリーハンドで描いたものだ。
また、キャル仕様において欠かせないのが、タイヤとホイールの選択である。17インチを履かせながらもタイヤにはホワイトリボンをプリントし、ホイールはアメ車でお馴染みのムーンアイズのベビームーンによく似たタイプを履かせている。
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カスタムカーというとカッコ良さやイカツイ雰囲気を重視する方向にいきがちだが、サーフボードとヤシの木を置いたキャルルック仕様エクストレイルの姿は、そうしたベクトルとはまったく違うキュートでさわやかな印象だ。
これならボディペイントやホイールなどを変更して、沿岸警備のライフセイバー仕様にも転用できそうなルックスだ。いずれにしても海がよく似合うクルマであった。