ノビテックの控えめでセンスあるエアロパーツ
ノビテックから、フェラーリ「ポルトフィーノM」に対応するリファインメント・メニューが発表された。ここ数十年にわたり、ノビテックのデザイナーはベースとするブランドが何であれ、よりスポーティでスリリングなスタイルのエクステリアを与え、そのプロセスにおいてさらに優秀なエアロダイアミクスを実現することに成功してきた。今回のポルトフィーノMに関してもそれは同様で、彼らは光沢のある表面処理を施した美しいネイキッドカーボン製のエアロパーツを独自に開発してみせたのだ。
空力的効果も期待できる
ノビテックのフロントスポイラーは、フロントバンパーに備わる2つのサイドエアインテークのトリムとのコンビネーションで、ポルトフィーノMというフロントエンジンのスポーツカーをさらに際立たせるマスクを構成している。
さらにリップスポイラーは高速走行時にはノーマル車を超えるダウフォースを発生し、フロントアクスルの浮き上がりを抑えることで直進性に代表される高速域での操縦安定性の向上に大きく貢献する。
さらにノビテックは、2つのエアアウトレットを持つボンネット、サイドミラー、そしてサイドエア・アウトレットを備えたフロントフェンダーなどをカーボン素材で自社開発。リヤセクションに目を向ければ、やはりダウンフォースを大きく向上させるリップスポイラーが追加されていることも確認できる。
ロッカーパネルもカーボン製による独自のもので、それによってリトラクタブル・ハードトップを備えるポルトフィーノMの視覚的なスタンスは、よりスポーティなものに感じられるようになった。