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トヨタ「プロボックス」はどうして20年も第一線で活躍できるのか? ビジネスパーソンに支持される装備を紹介

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: トヨタ自動車/Auto Messe Web編集部

  • トヨタ・プロボックスの走り

  • 後期型プロボックスのリヤスタイル
  • 後期型トヨタ・プロボックスのインテリア
  • トヨタ・プロボックスの走り

おもてなし装備があふれた営業バンの雄「プロボックス」

 2002年にデビューを果たしたトヨタの商用バンであるプロボックス。カローラバンの実質的な後継車種として、兄弟車のサクシード(こちらはカルディナバンの後継)とともに販売をスタートした。それから20年、現在でもなお一線級の活躍をしているプロボックスの魅力を、ユーティリティ性能を中心にいま一度チェックしてみたい。

2014年のマイチェンで2代目モデルに進化

 現在販売されているプロボックスは、2014年8月にフルモデルチェンジにも等しいビッグマイナーチェンジを受けたあとのモデルとなっており、当時の改良ではフロントセクションを丸ごと新規プラットフォームに変更するという大掛かりなものとなっていた。その結果、トランスミッションはAT(前期モデルには5速MTも設定)からCVTとなり、2018年11月にはハイブリッド仕様が追加されるなど、大幅な商品力アップにつながることとなった。見逃せないのがインパネ形状を含む内装までもが一新されて、ビジネスパーソンにとってありがたい装備の数々が追加された点だろう。

移動オフィスとしても使えそうな使い勝手の良さがプロ仕様の証

 もともとビジネス用途に特化したプロボックスだけに(※前期型にはワゴンモデルも存在していたが)小物などを置くスペースは豊富に用意されていたのだが、新たにスマホや牛乳パックタイプのドリンクにも対応したスペースなども増えている。

 さらにマルチホルダーと名付けられたスペースにはスマホやメモ帳が置けるだけでなく、プッシュすると小物入れも出現する凝ったものであった。さすがにメーカー純正ということで全面にはわざとらしく大型の抑え(おさえ)が備えてあるため、スマホを収めたまま画面を見ることができない形状となっているが、充電ケーブルを挿したままでも収納できるようになっている点はありがたい。後期型トヨタ・プロボックスのインテリア

 その下に位置するセンタートレイはフタを閉めれば小物置きに、フタを開けるとカップホルダーとなり、さらにカップホルダー用の枠を持ち上げると四角い紙パックホルダーに変形するというギミックが備わり、カーアクセサリーメーカー泣かせの仕上がりとなっている。

 さらにインパネ中央には引き出し式のインパネテーブルを設置。A4サイズのノートパソコンやお弁当も置くことができるサイズとなっているだけでなく、耐荷重がなんと10kgとなっているため、パソコンデスク代わりに使うこともできる設計となっているのだ。

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