北陸富山で“アゲサゲ”めちゃアツな軽トラが大集合!
日本独自の車両規格である軽トラックは、仕事や生活の足として社会になくてはならない乗り物のひとつ。その足に毎日乗るとなると、愛車をいじりたくなる気持ちも痛いほどわかる。近年はコロナ禍によるアウトドアブームも手伝って、今まで軽トラカスタムの主流は車高短だったが、ちょいアゲ&リフトアップも台頭してきており、かつてないほど軽トラカスタムの人気に火がついている。
そこで今回は北陸の地、富山で3年ぶりに開催されたオフ会、「TOYAMA K-truck Meeting」の模様をお伝えしていく。シンプルなカスタムからコテコテ車まで、軽トラカスタムは見ているこっちも楽しくなる! アゲサゲ可愛い軽トラックをご覧あれ。
海外でも人気の「オーバーランダー」を軽トラで表現
農道のポルシェとの異名を持つサンバートラック(HN=楽農家さんの愛車はTT2型 四輪駆動)は、荷台にパイプフレーム……ではなく、現場仕事で用いられる単管パイプを駆使して作った足場の上にテントを張ったオリジナルテイスト溢れるオーバーランダースタイルを構築。
テントの下の空間にはモトクロスバイクを積んで、よくダートコースなどに遊びに行くそう。ホイールはブランド不明だが、195R14と、軽トラにしては太めのスタッドレスを履くためにブロックを使って足をインチアップしている。飾らなくとも雰囲気を醸している1台だ。当日は相棒のワンちゃんとともに参加。
シトロエンHバン風のマスクがキュートな63Tキャリイ
荷台に藁をたんまりと積んで、農道をゆっくりと走る姿がとても似合いそうなDA63Tキャリイトラック。このフェイスはシトロエンのHバンをモチーフにした佇まいで、レトロな雰囲気に惹きつけられる。ボディはクリーム×レッドにオールペンし、ホイールはレアマイスター・ブランドルラインKST-9。こちらも懐かしさ溢れるチューブパイプデザインを採用している。
注目はウッド化したあおり。先述にもあるように藁や農作物などを積んだ姿を連想するとキュンとする。ベッドにはダミーだがUSトラック風のマフラーをセットし、キャビンの背面には1930年代ごろより親しまれているベティちゃんのエアブラシも挿入。可愛いルックスをさらに盛り上げている。
隅々までキレイな欧州風テイストのハイゼットトラック
フェンダーとホイールとのツラ具合、フロントバンパーは少し大きめだが威圧さは感じさせず、小振りなリップでまとめるなど、シルバーボディと相まって清潔感のあるユーロスタイルにまとめたYさんのS201Pハイゼットトラック。
そのツラまで攻めたホイールはブリヂストン・FEID(フェイド)TM7の16インチ。サイズ的にはコンパクトに装着するホイールだ。「仕事で使える」というカスタムのテーマのとおり、低床の状態で普通に走れる程度に抑えている。