大がかりな整備もできるファクトリー風ガレージ
もうひとつ、2016年に新しく設けたガレージのほうは、既存の横長ガレージが手狭になったことを踏まえて造ったものなので、もっと大がかりな整備を行えるように空間を広々としたものにする&さらなる駐車スペースを確保するというプランで構築した。
こちらのフロアには、エポキシ系の素材を施工。天井部分は印象的な形状になっており、大空間構造に有利な張弦梁(ちょうげんばり)だ。配線は、碍子(がいし)を用いてわざと見えるようにしており、張弦梁とともにガレージ内のいいアクセントになっている。壁面は、木毛セメント板だ。
ガレージの奥部にトイレがあるが、壁面と同じ木毛セメント板に覆われているため、扉が閉まっているとその存在があまり気にならない。居住スペースはもちろん、コスモスポーツやヨタハチが収納されているガレージ内にもトイレがあり、こちらには多数のミニカーをディスプレイ。それとは別に国産旧車関連のグッズやミニカーを飾るための棚も用意されており、ガレージ内の雰囲気を華やかなものにしている。このあたりのディテールも真似したい要素のひとつだ。
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最近また新しいスポーツカーを買ったらしいので、疋野さんが展開している二刀流のガレージライフは、ますます充実したものになっていくだろう。コスモスポーツやヨタハチなど魅力的な国産スポーツカーについては、また改めて詳細をお届けしたい。