管制灯火やラジオアンテナなど軍用装備も数多く残る
実際の車体を見ていくと、幌型ボディに、ドアもソフトドアが備わるスタイル。ヘッドライトやフェンダー上のフロントウインカーなどにはレンズ保護のためのガードが装着されているのが特徴的だ。そしてもうひとつ大きな特徴として、通常灯火のほかにヘッドライトやウインカーなどを消して最低限の灯りで走行する「管制灯火」が備わっている点が挙げられる。
そのほか、右後ろのテールランプ上には通信無線用の長いアンテナが装着されているのも軍用車ならでは。外観ではこれら装備が市販のJ24ともっとも大きく異なる点となるそうだ。合わせて目立たない部分だが、フロントフードとボディのヒンジ部分にアースストラップが備わっているのがJ24Aの特徴だそう。これはおそらく高出力無線などのノイズ対策と思われる。
牽引するのはアメリカ製の軍用トレーラー
そんなJ24Aが牽引しているのは、三菱製ではなく、アメリカ軍の「M416」型カーゴトレーラーだ。いわゆるジープトレーラーと呼ばれるシンプルなスタイルで、1/4t積みとなる。特徴的なのは連結方法。ジープトレーラーは通常のトレーラーと異なり、車体側に「ピンドルフック」と呼ばれるフックが備わり、トレーラー側はリング状になっていることで、通常のヒッチボールより連結が素早く行える仕組みとなっているそうだ。
高橋さんは今回のイベントに家族4人でエントリー。さすがに車内に4人乗ると荷物を搭載するスペースは限られるため、トレーラーにキャンプ道具を搭載することで快適なキャンプを楽しんでいるそうだ。