自らデザインしたエアロにさらに手を加える
エアロパーツの製作後、コッチャン氏はキットのままでは満足できない性格だったので、より目立つようにさらにカスタムを進めた。一番気になっていたのはがボディの大きさだという。ドレコンイベントでは、どうしても大きい車体を持つミニバンが有利になり、C-HRのようなコンパクトカーは、部門優勝は獲得できても総合優勝がなかなか取れないのである。
こうした理由からコッチャン氏のC-HRは大幅なボディリメイクに着手。リヤはより幅広にブリスターフェンター処理を施し、全幅を2m10cmという驚くサイズに広げた。
また、よりアピール度を高めるために、プッシュアウト加工のシザースドアを採用。ボンネットも普通の開け方では面白くないので、一風変わったヒンジを製作し、斜め開けスタイルでボンネットに描いた火の鳥をアピールできるようにした。
内装もオールレッドで張り替え、魅せるオーディオシステムとしてロックフォードのスピーカー、アンプ等を電飾と連携させた形でセット。一昔前なら大きなスピーカーを搭載して、爆音によってアピールというのも流行ったが、今どきはイベント会場でも爆音が問題になっているので、アクリル板を使って、美しくレイアウトし、電飾+モニター+オーディオシステムの配置の美しさで勝負するスタイルに切り替えたという。
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そもそも目立ってナンボの精神で作ったC-HRであるが、内外装あらゆる視点から「魅せる」ことを目的に仕上げられており──さらにオーナーの情熱を知ってしまうと──カスタムカーというよりアート作品とでも言いたくなってしまう完成度だ。