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中古の「シャコアゲ」&「シャコタン」は買っても大丈夫? プロが教える必須チェックポイントとは

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 加茂 新/写真AC/AMW編集部

自分好みにカスタム済みの中古があれば超ラッキー!?

 カッコよくキマった「シャコタン」(車高短)や「シャコアゲ」(リフトアップ)のカスタム車両が中古で売っていたら、「おお、ラッキー!」と思うのも当然だろう。カスタム費用もある程度は価格に上乗せされていても、中古車だとお得感があることが多いのだ。しかし、いくつかのポイントをチェックしてから購入するようにしたい。

足まわり改造は安全に直結するだけにしっかり見極めたい

 チューニングカーやカスタムカーの宿命として、かけた費用がそのまま中古車価格に反映されることはない。むしろノーマルに比べたらちょっと価格が安めになることも多い。ということは、カスタム派にとってはラッキーなこともある。もし好みのカスタムがしてある車両が中古販売されていたら、自分で買ってから施工するよりもトータルではお安く上がることも多いのだ。

 しかし、きちんとした改造が施されているかどうかの見極めは重要だ。テキトーなDIYがされていたりすると、結局、むしろ手直しに手がかかって「なんでこんなクルマ買ってきちゃったの?」なんて、クルマ屋さんに言われかねない。とはいえ、プロではないため、そんなに深く見極められるわけでもない。ならば一般オーナーでも、まずは以下の点を最低限チェックしておこう。

その1:リフトアップ量と、申請の有無

 リフトアップでは40mm以上になると構造変更の手続きが必要だ。事前に申請して手続きが必要になるため、相当慣れている人以外はプロに頼む案件である。費用も数万円は覚悟すべし。

 すでに造変更などの手続きがしてあれば問題ないが、購入後に申請となると結構な手間がかかるのだ。

その2:ドライブシャフトのブーツなどからオイル漏れはないか

 リフトアップにしろシャコタンにしろ、ドライブシャフトの角度が変わる。軽トラのようにシャシーはそのままでキャビンだけ上げている場合は問題ないが、普通にサスペンションの長さを変えて車高を変えると、ドライブシャフトの角度が変わりがち。そうなるとブーツにはつねに負担がかかって切れやすくなる。

 ドラシャのブーツ切れは車検も通らないし、下まわりにグリスを撒き散らしてしまうので早急な修理が必要だ。これもプロに頼むべき案件で、費用もそれなりにかかる。下まわりをしっかりと照らして、覗きこんでブーツが切れていないかの確認はしておきたい。

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